アイカツオンパレード! 16 話『輝きのらき』感想

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よく練られていて、いいお話だったと思います。  

とりあえず "星座" と "ツバサ" の 2 つのクエストを消化したので、順番的に次は "ジュエル" なドレスを作ったりするんだろうか。でも既に PP・LMT・ひびき の JLR は観た後だから、巻き戻ってこれらのドレスから影響を受けるのは可能性が低い気がするので、となると残りはアリシアわかばだけど、わかばちゃんはパステルフィンとタイプ被りってことを考えると、アリシアさんてことになるんだろうか。

アイカツオンパレード! 13 話『らきとツバサのドレス』感想 - アニメ雑感記

流石にこの予想は当てやすかったので、当てられました。
となると気になるのはポップだけど……ないんだろうか?
なんだか DCD の方では最終ドレスのようなものも見えてるみたいだし……?

まぁ、その辺は今後の展開を普通に待っておくとします。

 

 

 

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次回はまたお芝居に関するお話だろうか?次回予告を観る感じだと、どことなくクール系が多そうなメンツ。 ここ 2 話で「元気を与えること」「ファンを意識したアイカツ!」という学びが(一応)あったので、また何かしらの学びがあるといいなと思います。

アイカツオンパレード! 15 話『ぽわ☆フワ♪ドリーミン』感想 - アニメ雑感記

新しい教訓を学んだ というわけではないが、ちゃんとした成長イベントを含んだお話だった。

ぶっちゃけお芝居はメインではなくあくまで舞台装置・サブ要素で、主軸は "らきちゃんのデザイン修行"、即ち『オンパレード!』のメインストリームに乗っかるエピソードだった。びっくり。 

 

今回のお話の特徴として、ぽわプリはぽわプリ、フワドリはフワドリで描写していた点が挙げられる。冒頭で話題に上がった「ぽわフワドリーミン」というコラボユニットが既に組まれているにも関わらず、そちらのお話 & ステージは一切せずに、ぽわプリとフワドリをわけて描いたというのは、まぁそれなりに攻めているように感じる

アイカツオンパレード! 15 話『ぽわ☆フワ♪ドリーミン』感想 - アニメ雑感記
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前回同様、今回のお話についてもまずはその全体の構成について触れておく。
特筆すべきはやはり、「激アツガールズ」や演劇そのものにはほとんど触れず、終始らきちゃんの描写に注力していた点。前回と同じく ”コラボユニットに触れずに本筋を描く” という選択を取ったわけだが、個人的にはかなりの英断に思えた。ただこれは、私の個人的な好みが "オールスター" よりも "らきちゃんの物語" に重きを置いてることが多分に関係していると思う。推しが巻き込まれた人にとっては不満の残る展開だったかも知れない。この辺は視聴者個々人の好みに左右されそう。

ここで問題になるのは、肝心要の "お祭り感" "オールスター展開" だ。今までは「オールスター祭りに尺が割かれる為、社会との接続が果たせない」という指摘をしてきたが、それは当然ながら逆方向の指摘もなし得るということだ。

アイカツオンパレード! 15 話『ぽわ☆フワ♪ドリーミン』感想 - アニメ雑感記
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また、前回と同じようなコトをする以上、問題点も同じようなものが生じてくる。つまり "お祭り感" の出し方なわけだけど、この点に関しては前回より弱かった。まぁサンメガミとかいう切り札がないんだから当然だろう。その代わり、色んなキャラを登場させる以上はそれを効率的に捌かなきゃいけない(いるだけにしてはいけない)。特にアイビリーブ(と PP)以外にはろくに尺を割けない為、止め絵だろうがなんだろうが限られた尺の中で如何に "それっぽく" 魅せられるかが勝負だ。その点に関しては今回は上手くやりくりしていたと思う。

 

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お話の土台がお芝居のため、お芝居キャラであるツバサっちや珠璃ちゃんなんかは絡ませやすい。特に 6 話でらきちゃんとの師弟関係を既に構築済みのツバサ先輩は、そのキャラ属性なんかも相まって指導者としてはいくらでも描いていける。

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アイドルフリーク あおいちゃんの場合、"オールスター" であれば如何様にでも動かせる。ていうか今までこういう描写が殆どなかったのが不思議なくらいだ。一方できちんとお芝居方面(『あぶない刑事』)のこともセリフで回収してくれたのがありがたかった。タイヤの上で重しをしてたのも最高に "らしさ" があってかわいい。

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もう一人の女優である珠璃ちゃんは 2 人に比べるとやや控えめか。それでも舞花ちゃんと "再会" がてらのバディが観られたのはよかった。残るお芝居キャラっていうとしおんちゃんやあこちゃんだが、彼女達は前回登場していたことを考えると、結構無駄のないキャスティングな気がする。

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そんでやっぱり見逃せないのが、マリアちゃんとローラだろう。本当の本当に尺がない中で何をやらせるかって時に、"育ちの良さ" に着眼して、らきちゃんに "お嬢様講座" を施すってのは想像していなかった。個人的な趣味として、キャラの家系や血縁関係なんかを抑えるのは好きなので、そういう意味では(マリアちゃんはもちろん)ローラの育ちの良さにも光を当ててくれたのはなんだか嬉しかった。

残りのお嬢様っていうと、モナコ王室のフォルテ、梨園の名門 北大路、何か知らんけどお金持ちな神城ってところ。しかし、さくらちゃんは前回出ていたし、アイビリーブと PP が活躍する今回のお話にカレンさんまで出してしまうと『フレンズ!』色が強くなりすぎてしまう。エルザ様はそういう縛りはないだろうが、『神崎美月』ポジはそうやすやすとは動かせないだろうし(だからこそ 10 話のコラボが価値を持つ)。

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また、発声練習やフィジカルトレーニング、所作の叩き込み等、奇を衒わず王道のレッスンで鍛えるアイカツ!が観られたのもよかった。

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唯一イチャモンをつけるとするなら、ローラに付随するエピソードの弱さについてだ。今回の扱いはこれで正解だったと思うが、やっぱりどうしても強いエピソードを一番に望んでしまう。まぁこれまでの扱いからいって、もう既にそれは望めない気もしてるんだけど。その上『オンパレード!』全体でみた場合、『スターズ!』は 3 作品の中で一番優遇されている感じがする為、そのしわ寄せもありそうだしなぁ。

 

今回のメイン格はアイビリーブと PP の 2 組。こう書くと「すわ『ジュエル』の再来か?」となりそうだが、中々いい感じの描写だった。てか多分、らきちゃんがちゃんと主人公やってるのが大きいんだと思う。 

"格上" というならひびきさんの存在も大きい。やっぱりソロでアーティストしてるときの彼女は凄まじいなぁ。出会い頭で既にコンテを打っていたり、現場では責任者としての行動を示し、いざという時には身を挺する人格、そして何より HC へのオファーや積極的にアイディアを掬い上げるといったアーティストとしての直感の強さと、それに付き従う行動力等々。

アイカツフレンズ! 64 話『ハニーキャットはギャラクシー』感想 - アニメ雑感記
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アイカツ!アーティストモードになってる時のひびきさんは、やっぱりかっこよく頼り甲斐があり、正しく "プロフェッショナル" である。断り方や受け入れ方から人格がにじみ出てくるのもいい。実力も精神も伴っていて、リスペクトしやすいキャラ造形だ。脚本的なことでいえば、彼女がいると大きなスケールの仕事をやりやすいという利点もある(エルザやカレンも同様)。

追記 20/01/27

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この時にすかさず横からシュバッて来たのには、ちょっと笑ってしまった。

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相方のアリシアさんは、ひびきさんのフォローに入る形で活躍。この辺の阿吽な感じは「フレンズ」を強く感じられていい。そして何より、ここでらきちゃんに語りかける内容が、それが含む文脈が、まぁ重くて強い。

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観てくれている子供たちに身近な存在が舞台で輝いていればこそ、子供たちに笑顔や夢や希望を与えられる ということ。それはらきちゃんにしか出来ないということ。ともすればありきたりな内容なんだけど、それを "アリシア シャーロット" が言ってるっていうのが重い。誰よりも何よりもソルベット王国の "母" として 王国民 = "子" の幸せや笑顔を守ってきた彼女だからこそだ。勿論意図としてはらきちゃんを励ますことが第一だったが、それ以前の大前提として、"ファンのため" "子供たちのため" という思いが存在している。 

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また、それをらきちゃんに語りかけている時の背景が、とても綺麗なのもいい。
9 話の感想にも書いたが、各作品・各世代・各キャラクターの "その後" を描くっていうのは『オンパレード!』の大切な役割だと思う。そしてそれはソルベット王国という舞台に対しても同じだ。亡国の危機を乗り越え、豊かな自然と国民の笑顔を取り戻せた "後" の姿の描写は、『ジュエル』の物語に確かな意味を与えてくれるものだ。それがあったのは本当に嬉しかった。

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それらの発端となっているのが 10 話でのらきちゃんの働きだったというのも、個人的に刺さったポイント。10 話放送当時は、あのお話にそこまで大きな意味を見出だせていなかったので、そこと繋げてお話と描写に意味をもたせてくれたのは嬉しかったです。

 

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今回のらきちゃんにはお芝居とドレスデザインの 2 つの課題があって、お芝居の方の後押しをするのがアリシアさん(と他の先輩方)なら、デザインの後押しをしたのが何を隠そう我らが PP 久々の出番というわけだ。

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PP でデザインのお話っていうと、(これまでもそうだったように)どうしてもみおちゃんが前に出てきてしまいがちだ。デザイナーの先輩としてらきちゃんにブレーキを掛けたり、アドバイスをやったりとそれはそれで仕事をしていたんだけど、一方であいねちゃんの希薄化がより目立つ形となっていた。フレンズドレスだったら "2 人" での文脈で殴れるけど、ご覧の通りらきちゃんは絶賛ソロカツ中でそういう話にはならない。だからあいねちゃんをデザインの文脈に噛ますのはそれなりに難しいわけだ。 

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そこで今回引用してきたのが 34 話。これには唸るしかなかった。千春さん、ケンさん、ノアさん(を通しての舞花ちゃん)、たまきさん等など、"人の縁" に恵まれた友希あいねだからこその、そのことへの "感謝"。あいねちゃんの "友希あいねらしさ" が存分に詰まっていて、なおかつ今回のエピソードとオーバーラップさせやすいテーマを持つお話で、見事な引用だったと思う。

追記 20/01/27  

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個人的には "子ども" に対する文脈で 45 話から持ってきても面白かったと思う。けどこっちは普遍的なアイカツ!全体への決意に関するお話で、デザインに特化してるわけではない(というか話題に上がらない)から、34 話に比べるとイマイチな感じはする。

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あと、ハピネスギフトの生存が確認できたのもよかったです。

 

ここからトントン拍子で進んでいくのも良い。
ここまでにお芝居のレッスンとデザインに悩む姿をしっかり描いている為、テンポの良さがきちんと刺さる。

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"感謝を伝えた" というあいねちゃんの体験談から、真昼ちゃんから以前もらった言葉を思い出す。"誰に" "何を" 伝えるのか。その中で「ハッピーとラッキーを伝えたい」ということはらきちゃんの中で決まっているので(ここの原体験が欲しい)、ここで大切なのは "誰に" という点。となった所で、アリシアさんの言葉を思い出し、子供たちの元へ行く。

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"妖精 グレース" を最も身近に感じる存在の、童話の受け取り手である子供たち。彼女たちに話を聞くことでらきちゃんに見えてきたのは、"親子" の姿だ。ここでアリシアさんを再び思い出す運びなのも上手い。配役上の親子関係は当然として、ソルベット王国という "大きな家族" の中に於ける "親子関係" も思い起こされる。らきちゃんの抱えていた 2 つの課題が有機的に繋がっていって、お話全体がばーっと前に開けていく感じだ。

追記 20/01/27

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ソルベット王国は、童謡や童話が多いんだろうか。どことなく北欧みを感じる。
あとソルベット舞台のお話だと、民間人が近くなるのは良いことだなと思う。

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厳格(そう)な女王様を演じるアリシアさん。ソルベット国民は在りし日のソフィー王妃を思い出してエモくなったりするんだろうか。もしくは凍結期のアリシア自身にも似ている。

 

 

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ステージは『Be star』『新たなるステージへ』のアイビリーブ定食の 2 つと、
『君の Entrance』のリボンエメラルド ver。

1 話の中でひびきさんが 2 ステージ。この間のクリスマス回は例外として、それ以外だとかなり珍しいのでは?と思ったが、よく考えたら『オンパレード!』 8 話で Soleil → いちごソロ があったんだった。まぁそれにしても珍しいことには変わらない。『新たなるステージへ』は『フレンズ!』で披露された時の感想にも書いたんだけど、エフェクトの使い方が壮大過ぎて、このタイプのステージの一種の到達点という感じだ。 

hm-htn.hatenablog.com

 

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そして『君の Entrance』の 4 バージョン目である。
らきちゃんのステージの中では一番派手で、『ジュエル』系のステージって感じがビンビン伝わってくる。

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まずもって目を引くのはそのエフェクト量だ。従来のエフェクトをマイナーチェンジしただけじゃなく、今までエフェクトがなかった場所にもガンガン追加されている。

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勿論、従来通りのマイナーチェンジも健在だ。『スタージェット!』風ステップ時の星であったり、らきちゃんを囲むリボンの色、オーラ出現時の演出、アピールの位置と入り方、アピールの背景、巨大なハート etc...
これだけのエフェクト量は由緒正しい(?)『ジュエル』ステージって感じだ。

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ただ単にキラキラピカピカしているだけではなく、寒色・冷気・暗めな空気など、アリシアさんの意匠を受け継いだ感じの雰囲気もある。曲調やらきちゃんのキャラクターには合わないけど、ギャップとして楽しめる範囲ではあると思う。

追記 20/01/27

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「扉開けた」の時のアングル。
パステルフィン ver と同じような演出がされていたが、カメラワークはその直前に横のアングルが追加されていた。最初はこの意図がわからなかった(単に差別化したかっただけかと思った)が、ひょっとしたらこういう意図だったのかもしれない。

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そして "ジュエル" には欠かせない、アピールからの発光だ。
これもアリシアさんの影響を受けてなのか、ひびきさんなんかと比べると控えめな光り方。ただ、オーラにキラキラに冷気に雪の結晶に etc... とエフェクトをこれでもかとぶん回していることを考えると、ドレスの発光はこれくらいで丁度いい気がする。個人的にはなかなか好きな光り方だった。

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ステージを通してみた場合、全体の雰囲気がコロコロ変わっていくのが面白かった。
冒頭~「扉開けた」まで、サビ、スペシャルアピール、そしてラストとその時々でステージ全体の表情が変わっていく。悪く言うと忙しないステージだけど、個人的には表現力で殴ってくるこの感じは嫌いじゃない。

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ということで毎度の比較動画。
今回のステージには文句ないんですが、正直これだけ労力を注ぎ込むなら、その中の少しでもラブリークイーンのステージに割り振って欲しかったな、と思わなくもなったり。

 

 

 

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軽やかで元気なオールスター描写・コラボ描写と、らきちゃんを中心としたメインエピソード、それらの描写がとても豊かで、かつ色んな要素が綺麗にリンクしあっていて、とてもいいお話だったと思います。
面白かったです。

13 話から真昼ちゃんの言葉を引っ張ってきたり、10 話の描写を引用してきたりと、エピソード外との印象的な結びつきも多く、文脈構築の上手さを感じました。10 話も 13 話も個人的に微妙だったとこのブログに書いた話数なので、なんか「お前がイチャモンつけるから全部回収してやったぞ」みたいなことを言われてるような気がしました(多大な被害妄想)。本当に色んな面で上手さの光った回だったと思います。

追記 20/01/27

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これまでで「元気を与えること」「ファンを意識したアイカツ!」について学んだらきちゃん。そして今回は、実際にファンに寄り添い、ファンの求めるものやその思いについて自分なりに考え、行動し、そして結果に繋げてみせた。少しずつではあるけど、着実に成長している。
なんだかんだいって、いい主人公だと思う。

追記 20/02/01

・らきちゃんのデザイン力について

これまでの "らきちゃんとデザイン" に関する描写を振り返ってみる。
まず興味関心に関しては言うことなし。特に序盤では「ドレス凄い bot」と化していた。

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次に行動力、即ち「とりあえずやってみること」に関して。思いついたデザインをすぐデザイン画に起こしたり、実際に「作りたい」と思ったりっていうのは大切な素養だと思うが、この点に関しても問題はない。寧ろその情動主義と相まってしまい、みおちゃんやエルザ様からお叱りを受けたりしているくらい。

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数を描ける、トライアル・アンド・エラーが出来るっていうのも大切な素養。まぁ自分のドレスデザインをしたいなら当然のことだが。それだけ耐久力もありそうに思えるが、それはあくまで方向性がわかってる時であって、そうじゃない時では普通に迷いがち・落ち込みがちだ。ここまで PR を 3 着完成させられたのも、天羽先生・真昼ちゃん・アリシアさんと PP というメンターが側にいたからこそだ。

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一発目のデザインがモチーフ元に寄ってしまいがちな傾向があるが、そこは問題ではない。そこから自分で方向性を修正し、数を描きながらブラッシュアップできるかどうかが大切だ。そういう視点で考えると、らきちゃんは数を描くことは出来るんだと思う。ただし "方向性を修正しつつ" という部分にいつも苦戦している感じだ(まぁデザインする上で大切な工程だから当然なんだけど)。ただ、ラブリークイーンの時とリボンエメラルドの時に 2 回続けて「ドレスに込める思い」「誰に何を伝えるか」ということの大切さを学んだので、今後はそういう迷いは少なくなるのだろうか?「ラッキーとハッピー」というのは彼女の中で欠かせないテーマのようだし(だからこそその原体験を……)。

 

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次回は全視聴者が待っていた(?) "ゴシック" の狂宴。公式の次回予告を読む限りだと、トンチキに全振りしたお話のようなので、そのつもりで観たいと思います。大知脚本・イムガヒコンテ・大川演出っていう布陣もワクワクさせてくれる。楽しみです。