アイカツオンパレード! 1 話『あけちゃお!アイカツ!の扉』感想

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©BNP/BANDAI, DENTSU, TV TOKYO

アイドル達の狂宴が、今、始まる!な『アイカツオンパレード!』。

このエントリーを書いてる時点で 2 話まで放送されていて、更にあと数日で 3 話が放送されるという状況なのですが(※)、まぁ筆が重かった。

※下書き書いてる間に放送されました。

別に作品に絶望してるとか、そういうんじゃないんですが。
まだ自分の中でもこの作品がどういう作品なのか測りかねている状態なのが大きいのかもしれません。
とりあえず、連連と書いていきたいと思います。

 

 

 

1 話は概ね予想していたとおりの内容でした。
明確に世界線の移動があるオールスターもので、お話の引きにそれを使うっていうのは王道だろうし。
逆に言うとこの 1 話はほぼ『フレンズ!』。まぁこれも放送前から大体予想はついていたのですが。

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1 話の構成は "新シリーズ導入" のお話として割とオーソドックスなものでした。
冒頭のらき姉(姫石さあやさん)は完全にミステリーの文脈だったけど、『フレンズ!』の文脈を継ぐなら、まぁただのフックであってそこまでそっち寄りに引っ張られるお話ではないだろう。何故アイカツパスを改造したのか、何故それをらきちゃんに託したのか、とか気になるけども。

追記 19/10/20

てかさあやさんは他作品のアイドルも認知してるのだろうか? 

 

主人公のらきちゃんは自覚があるタイプの幸運キャラ。まぁ運の良さは一つの素養だと思うけど、中々取り回しにくそうなのがどうなるか。『フレンズ!』一年目みたくじっくり煮込めばそれなりのお話ができそうだけど、(恐らく半年と予想される)オールスターのお祭り作品でどこまでできるかなぁ。

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一方で情動と直感に従う部分も描かれていて。「この子逆にラッキーじゃなければ凄く危ういな……」とか思ったり。或いは順序が逆なのかもしれませんが。あいねちゃんが "よしつねと同じような感じ" と評したのは、その精神性の幼さからくる危うさを暗示している(わけがない。絶対にそこまで深読みする台詞じゃない)。

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デザインという軸があるのはいいことだと思います。まぁ 3 作品・4 世代・8 シリーズ横断するっていうなら何かしら足場が必要だし、「興味分野がデザイン」というのは在り来りといえばそれまでですが、オールスターものの仮主人公ならそれくらい汎用性もたせてたほうがいいと思うし。問題はこれを便利属性として使うのか、ちゃんと物語とキャラに落とし込めるのかどうか、ですが。『フレンズ!』世界で完結するならまだしも、オールスターの人数捌きながらって考えると難しいだろうなぁ……。

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らきちゃんが PP のハッピーレボリューション / アートレボリューションを知っていたのは、そういう分野へのアンテナが伸びてるのか、それとも PP(またはあの年の DFC自体) が凄かったていうことなのか。またまた『ジュエル』の愚痴になってしまうけど、あの半年間を経て PP の立ち位置や "格" がどうなったのか、というのがもうちょいしっかり描かれていれば、この辺ももうちょいスルスル飲み込めた気がするなぁ……。

 

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お話は進み、中々理不尽な流れでらきちゃんのステージ(比較動画を作ってきたオタクとしてはその前の『みんなみんな!』JLR ver. も結構注目してみていましたが)。デザインの勉強もそうだが、課題曲の練習をしっかりやってたのも、ラッキーだけじゃなく真面目に頑張る部分もあるとわかって好感が持てた。

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ステージに行く前に新主人公恒例のアイカツ!三種の神器授与式があるわけだが、今回はそこを改造パスでスルーしたのが、ちょっとシュールで面白かった。この辺はお祭り作品らしい。

 

 

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そして記念すべき姫石らき初ステージ『君の Entrance』。
ドレスはキュート主人公の初期装備らしい素朴な可愛さ。思えば Angely Sugar から始まったキュートブランドも結構な数になったものだなぁ、と謎の感慨に浸りました。
ステージは『フレンズ!』系列らしく、エフェクトがキラキラ。

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といってもキラキラするのはクラップやステップといった部分だけ。PP とらきちゃんで、ターン時や指・腕を振る箇所でのキラキラの有無に違いがあって、この辺は一応差別化されてるんだなといった印象(『フレンズ!』ステージは比較動画を作り続けてきたのでこういう所に気づく視力は得た)。

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あとはなんと言っても、"空中での足クラップ" が穏やかじゃない。ステージ中だけじゃなく冒頭でもやってたし、もろ『スタージェット!』を思い出す動きなだけに、どうしても気になってしまう。
・『スタージェット!』を意識せず何となくでつけた描写。
・『スタージェット!』を意識しているが意味はない描写(ただのファンサ)。
・『スタージェット!』を意識しているし意味のある描写(例えばこれから歴代主人公の振りが加わるとか)。
まぁ無難に 2 番目かなぁ、とは思いますが(あそこまで特殊な動きが何となしに被ったとは考えにくい)。
お祭り作品ってこともありますしね。

 

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ていう具合にステージが終わった所で、いよいよお待ちかねの世界線移動!

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怪しげな扉を通って辿り着いた先は、懐かしのきらきら市の展望台!
アイコン的であるとはいえ、こういう象徴的なの一発で全部持っていくのは、『オンパレード!』を見る意義の一つだと思うなぁ、としみじみ感じた。

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世界線移動前の謎空間で、みおちゃんが真っ先に入ってきた扉を確かめたり、きらきら市移動後に単独行動させないようにしたりしてたのは、ちゃんと "湊みお" を感じられてよかった。

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そんでもって移動後はゆめちゃん・小春ちゃんと邂逅した所で 1 話終了!という流れ。
まぁ『星のツバサ』の時から既にそうだったとはいえ・同一ブランドの看板 2 人とはいえ、歌組 S4 と美組幹部が一緒にいるのは結構シュール。まぁ歌組は一気に人材が抜けたしね……。

 

つーこって『アイカツオンパレード!』 1 話の感想でした。
冒頭に書いたとおり、自分の中で本作がどういう位置になるのか、イマイチ掴みきれてない所があるので、暫くは頭の中を悶々とさせながら本編視聴 & 感想執筆を続けていくことになると思います。

 

 

追記 29/10/20

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何だかんだ言いながら、動いてる彼女を再び観られただけでもいっかなって思ってしまう。
ちょろいオタクなので。