アイカツオンパレード! 8 話『作っちゃお!ラッキードレス』感想

「これは、わたしのストーリー」な『オンパレード!』 8 話。 

公式サイトの「おはなし」を見る限りでは、今回以上に私好みっぽいけど、どうなるかな?

アイカツオンパレード! 7 話『かがやく三つの太陽』感想 - アニメ雑感記

コンテや演出は前回に比べると無難というか普通でしたが、エピソードは思ってた以上にらきちゃんに比重が置かれていて、とても満足でした。やっぱり主人公が主人公っぽいことしてるのはいいなぁと思います。

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それに押されて?というわけなのかはわかりませんが、らきちゃんの暴れ方も普段の 1.5 倍増くらいに。一歩踏み外せば超速でヘイト収集しかねないキャラクタライズなだけに、ヒヤヒヤしながら見てしまいます。PP も同じ様な気持ちなのかな……。ただまぁ今までと違って、暴走するだけじゃなく適度に頑張ってる姿が描かれるので、比較的安心して見ていられますが。

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注目のフフッヒは遂にいちごちゃんも追加で、主人公勢コンプリート。
ちなみに ED はいちご時代の『オリジナルスター☆彡』だったけど、クレジット順は元通りに。 

 

 

 

本編の内容としては 2 日連続で Soleil のライブに招待されたらきちゃんが、『Dance in the rain』のステージを(というかマーメイドピスケスを)観て創作意欲を掻き立てられ、ドレスをデザインしちゃお☆ という感じ。

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5 話くらいから "らきちゃんのドレス作り" 要素に関してはちょいちょい描写を重ねてきてはいたが、まさかこんなに早く PR を作っちまうとは思ってなくて、ちょい面食らってしまった。ゆめちゃんのステージ消化やいちご・あかりの投入時期もだけど、思ってた以上に全体的にペースが早い印象。まぁ頭の中でどこかまだ 4 クールの感覚で見ているのかもしれないけど。ただお話の内容を観ていると、ここで一着作ったのも納得出来たので、そこは良かったです。

 

次回は(2 話と違って)正しい意味で "崖" を登るようなので、それが嘗ての断髪やチケット手売りのような役割を果たすのであれば、らきちゃんもその位置にいて欲しいなと思う。

アイカツオンパレード! 7 話『かがやく三つの太陽』感想 - アニメ雑感記

てっきり崖が重要になってくると思いきや、崖自体はぶっちゃけおまけ程度というか、いちごちゃんとのコミュニケーションツールという感じで、お話のメインは "デザイン論" に据えられていました。予想は外してしまったけど、寧ろ個人的な興味領域に近いのでこれは嬉しい誤算でした。 

だからこそ、崖登りが物凄く蛇足だった感じが否めない。 『スターズ!』における崖の文脈って大したことないからだ。 有り体にいうと、ここで引用した所で全く "エモさ" は感じられない。

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最初の CD デビューオーディションのボルダリング、エルザサイズ、70 話での『アイカツ!』とのコラボと、文脈がないわけじゃない。でもそれらを以て「アイカツ!の基本」と『スターズ!』の子たちは言えるのか?私にはそうは感じられない。

アイカツオンパレード! 2 話『ワクワクインスピレーション』感想 - アニメ雑感記
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さて、2 話で散々こき下ろした "『スターズ!』に於ける崖" なんだけど、一応今回で描写の意味を補完する感じに。らきちゃんの回想を経る形で エンジェリーマウンテンの崖 > 四ツ星の崖 という形を作り(ついでに SL 式アイカツ!に苦戦する PP も添えて)、間接的ながら "いちご世代" の格の違いを出す という描写になっていた。まぁアレがまるっきり意味を持たないわけじゃなく、流れの中で一定の意味を持てたことは良かったと思う。けどそんなコトせんでも格はこの 2 話で重々に伝わってきているし、やるにしてももっと練って練って練ってからやって欲しかったという思いが強い。『アイカツ!』にとっての崖はとても大切だが、一方で『スターズ!』『フレンズ!』にとっての崖はさほどでもなく、この辺の温度差はオールスターだからこそ気をつけて欲しかったなてのは重ね重ね思う。

 

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さて、崖を登った先に待ち構えているのは、我らがお婆ちゃんにしてかわいいもの大好き系・常に納期と戦い続けるデザイナー 天羽あすか大先生。天羽先生以降色んなデザイナーが世代を問わず登場してきたけど、なんだかんだ一番格がありそうなポジションを維持しているのは、流石だと思う。やっぱり "優しくて能力のあるお年寄りキャラクター" は強いなて思う。

天羽先生を交えて描かれるのは、デザインに於ける「真似」や「リスペクト」といった、結構ガッツリしたデザイン論。"冷奴" 的に深読みすれば『吸血鬼の恋人』や『かぐやノート』のようなオリジン論に繋げられなくもないが、まぁそっち方面てよりはもっと単純にインプットの大切さ・模倣の大切さを説いたという感じだ。

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デザインに限らず創作分野全般において、インプットとアウトプットの大切さは馬鹿にできない。天才デザイナー・風沢そらだって、そのデザインの源泉となっているのはマラケシュで過ごしたボヘミアンな日々であり、ミミさんのアクセ作りに多大な影響を受けている。或いは新進気鋭のもう一人の天才・瀬名翼だって、天羽先生の作る世界観に感銘を受けた一人だ。瀬名くんの例でいえば、彼はそこから "自立した女の子" という独自の世界を構築・展開していった。

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まぁ、そういった『アイカツ!シリーズ』史に名を残す歴々の天才たちと、らきちゃんとを単純に比較するのはどうかと思うけど、結局はそういうことなのだ。色んなものを観て、聴いて、触って、感じて、自分の中で経験値を積み上げていくことで感性が磨かれて、"引き出し" が作られていくということ。在り来りでともすれば陳腐にも聞こえそうな「デザイン論」だけど、裏を返せばそれだけ大切な教えということなのだ。そしてそういうことを真正面からしっかりと描くことは、児童アニメが持つ大切な役割の一つだろう。

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らきちゃんがそのことを学ぶまでのプロセスもよかった。相変わらずのノーブレーキング情動主義を振り回しデザイン画を描いたが、そこから「ドレス」という形に起こす所で、常識人かつデザインの先輩であるみおちゃんがブレーキをかける。何事にも許容ラインてのはあって、"既存ドレスに影響されそれに似たドレスのデザインを考えること" はよくても "そのドレスを作ってしまうこと" がダメであるのは、想像に難くない。

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それがファンであれば二次創作で済まされるだろうが(氷上家の母親が氷上姉妹に作ったように)、らきちゃんは曲がりなりにもアイドルで、ステージ上で着る可能性さえある(この子ならやりかねない)。だからそこで一度ブレーキを掛けてあげるっていうみおちゃんの判断は正しく、大切なことだ。あと細かいことだが、ゴリゴリの商業論とか知財論なんかを出さずに、わかりやすい言葉にきちんと翻訳してあったのは良かったと思う。

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そういう常識的な壁を、星宮りんご・星宮いちご・天羽あすか という 3 連続チートの助力を得て飛び越えてしまうのが、なんとも『アイカツ!』らしい。ここで大切なのはあくまで 3 人はサブに回って道を用意しただけに過ぎず、その道を走りきった(或いは崖を登りきった)のはらきちゃん本人だということだ。らきちゃんがデザインに真剣でなければりんごさんは仲介をしなかっただろうし、いちごちゃんも先導しなかっただろう。また、らきちゃんのデザインが一角のものであったからこそ、天羽先生はその中に光るものを観たんだろう。

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そしてそれは、彼女が常日頃からその方面にアンテナを伸ばし続けて育んだ感性と、常日頃からそれをノートに吐き出し続けて磨かれた技術とが組み合わさり、結実したものであることは明白だ。そういう意味ではらきちゃんは、この時点で既に天羽先生から教わることを実践していたということになる。 

小さな思いや小さな経験など、他者からみたら "何てコトない" モノであっても、本人にとっては "人生変えるような" モノだったりするわけで、そういうモノの "トクベツ" な力を信じて、より多くの人へ、世界へと発信していくこと。それが出来る存在こそ『アイドル』であるということ。それらはまさしく、星宮いちごが 2 年以上かけて辿り着いた境地であり、『輝きのエチュード』に込められた精神そのものである。

アイカツオンパレード! 7 話『かがやく三つの太陽』感想 - アニメ雑感記

また、らきちゃんのデザインに対する真剣な思いが、りんごさんの・いちごちゃんの・天羽先生の心を動かした というふうに捉えるなら、それは実に "『アイカツ!』的なアイドル" の営みといえる。まぁ、その思いをステージというフィルターを通すことで万人に届けられるのが、『星宮いちご』を始めとする歴代のアイドルたちであるわけだけど。でも、こういうアイドルの卵的な部分が観られたのは、とても良かったなと思う。

追記 19/11/27

初期いちご以上のノーブレーキング情動主義と、いいこと占いの擬人化かよってくらいの超絶ポジティブによって、良縁とか結果が出たりしたこととかを「"ラッキーである" と認識している」というのが正しい理解かもしれない。

アイカツオンパレード! 3 話『マーメイドはとつぜんに』感想 - アニメ雑感記
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今回のお話、らきちゃんは自分で草案をデザインし、崖を登り、頭を下げ、デザインについてレッスンを受け と相応の頑張りをしていると思う。そんでもって、今回の結果はどうみたって、そういったらきちゃん自身の頑張りが生んだものなのに、それでも彼女はそれを「ラッキー」だと解釈しちゃうんだよな。そういう意味じゃ、ある意味今までのお話の中で一番『姫石らき』の本質を描いたお話だったように思う。

 

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少し目線を変えて、いちごちゃんについて観てみると、やっぱりその存在感は唯一無二だな と思う。
色んな解釈はあるだろうが、ここまで書いたようなことを感じた私にとって、今回のお話は紛うことなきらきちゃんエピソードだった。つまりあくまでいちごちゃんはサポートキャラだったという解釈だ。なんだけど、まぁやっぱり引っ張られてしまう。らきちゃんがガッツリ主人公やってるんだけど、ともすればいちごちゃん目線で物語を追ってしまってる。すげえキャラクターだなって改めて思う。

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あおいちゃんや蘭ちゃんさんだって、相当太くて強い文脈を持ったキャラクターであることはもはや言うまでもない。なんだけど、いちごちゃんがその気になれば一気に脇役に押しやれてしまうわけだ。キャラクターとしてエピソードを動かす馬力の大きさを比べた時、美月さん以外に負ける気がしない。『オンパレード!』における過去作主人公勢の中では、これまではゆめちゃんが比較的大きな仕事を果たしていたが、この 2 話でのいちごちゃんのムーブメントはそれを一蹴してしまうほどだった。崖とかお弁当とか Angely Sugar とか、持ってる文脈もその一つ一つが必殺級の威力があるから当然とはいえだ。今回のお話を視聴してる時に「パステルフィンに関する、マーメイドピスケスに絡めたコメントがいちごちゃんから一言でもあるともっとよかったな」と思ったが、今にして思うと、仮にそんなことしてたらもっと物語を食っていたかもしれない。前回オーロラキスに関して言及したことで、今回はそこを省いてバランスを取ったのかな、とも思った。

 

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んで。「またそれかよ」と言われそうだが、キャラの存在感の話でいえばやっぱ PP が目についてしまって。
今までの中では比較的セリフも多く、らきちゃんと離れてスターライト式アイカツを体験する等、まぁなんかそれっぽいことをしてる感じはあった。みおちゃんに関しては、上述したようにらきちゃんのブレーキ役も務めていたので、その流れ上ではいい仕事が出来ていたように思う。ただやっぱり全体的に観た時に、らきちゃんや『アイカツ!』勢に対する便利な壁役って印象が拭えなかった。まぁ全くの虚無でない分、まだマシと考えるべきなのかなぁ。

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「らきちゃんのドレス大好きって思いが伝わってくるよ」「Soleil は固い絆で結ばれたフレンズね」ていうセリフにも代表されるように、ちょっと言葉に出しすぎ(或いはそういうセリフを割り当てられすぎ)っていうのは確実にあると思う。5 話に登場したあかりちゃんも役割らしい役割はなかったんだけど、毎回登場してるこちらはよりそれが強く感じられてしまう。

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あとはみおちゃんのクソ真面目な部分がボケに使われたのも新鮮だった。『フレンズ!』だとみおちゃんはツッコミに回ることが多いし、ボケる時も大体ペンネや LMT 絡みがほとんどだったし。2 話の四ツ星での崖描写は未だに納得してないけど、これも一つの怪我の功名といえる、のかなぁ。

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その絡みでもう一ついえば、蘭ちゃんさんのテンション低めなツッコミも「これこれ!」て感じしてよかった。『アイカツ!』時代から、(あおいちゃんと違って)中々メインエピ以外でボケに回る機会が少なかったことなんかも考えても、こういう時に無理くりボケに回す必要はないし。一方のあおいちゃんは、前回夫婦漫才や PP への突撃で散々暴れちらしたからか、今回は比較的おとなしめ("穏やか" というべきか)に感じられた。

 

まさか『オンパレード!』での初めての中の人ネタが木戸衣吹さんだとは思わなかったので、そういう意味ではちょっと驚いた

アイカツオンパレード! 7 話『かがやく三つの太陽』感想 - アニメ雑感記
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そして恐らく多くの人が望んでいたであろう、いちごちゃんとココちゃんの邂逅も遂に果たされた。
『フレンズ!』 45 話にもあったように、ココちゃんはアイドルとしての末っ子という属性も持ってるわけだけど、表情豊かにリアクションする様子なんかは初期いちごが少し思い出されて、懐かしさを感じたり。同時にしっかりと "お姉さん" をするいちごちゃんに対しては、頼もしさや成長を感じられると伴に、前回と同じ様な一抹の寂しさも抱いたり(会話の内容は相当トンチキだけど)。

 

 

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ステージの構成は開始直後に『アイドル活動!(146 話 ver)』と『Dance in the rain』。
まぁ前回やらなかった以上はこうなるよなっていう形ですね。
そんでもって終盤のいつものタイミングで『君の Entrance』の新バージョン。
今回はステージそのものの感想と、星座ドレスについてあれこれ書いておきたいと思います。

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『君の Entrance』の新バージョンは、予想通りというか、由緒正しい『フレンズ!』系ステージらしく、エフェクト盛り盛りのキラキラピカピカなステージでした。全く新しい所に追加されたり、元々あったエフェクトがちょっと変わってたり、アレンジのされ方は様々。

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後はオーラが黄色リボンから赤リボンに変更されてたりも。ただこれに関しては正直、引きの画ならいいんですが、寄った時にちょっと邪魔かなぁという印象。パステルカラーが鮮やかでクリアな透明感が印象的なドレスなだけに、赤リボンていう視線集中力の強いモノが前に被さると、そっちに引っ張られてしまう感じがどうしてもしてしまう。

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カメラワークも一新されていて、特に頭サビでは新ドレスであることを強調するかのようなショットがずらり。キラキラ光ってもいて、どことなく JLR っぽさも感じたり。

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あとはやっぱり A メロ終わり「息をはいて 扉開けた」の部分だ。これだけならちと狙いすぎな構図の気もするが、"光" に関する強い演出を前回やってることを踏まえて、そこからの延長線上ということを考えると、結構いい感じの文脈を感じられて普通に好きになった。

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そんで、問題の(?)スペシャルアピールについてである。
正直、最初観た時はこれ普通に 星座アピール "ではない" と思ったんですね。というのも、アピール時の背景が『アイカツ! 2nd シーズン』に於けるそれとは明らかに違ったので。じゃあなんでアピールの種類が変わってたかって言うと、それは単純にドレスが変わったからとしか。ドレスによってアピールの種類が代わるのも、それがアニメ本編内で特に説明されないのも昔からあることですし……。というふうに考えてました。

ただ、筐体関係を調べてみるとそうじゃない可能性もあるらしいことを知って。筐体でのパステルフィンピスケスのアピールは「プレミアムリボンホリック」らしいんですが、その時画面端に星座アピール特有の枠が表示されるらしいので、じゃあアニメのも星座アピールに含まれるんじゃないか ということらしく。ただここにも一つ注意しなくちゃいけなくて、筐体のプレミアムリボンホリックとアニメで出したアピールとじゃポーズが違う とかなんとか。つまりこれから先のお話でらきちゃんが成長していって、ポーズも筐体仕様になったらその時は正真正銘の星座アピールになる……という可能性が一応まだ残ってるのかなぁ? ただまぁ、諸々のことを考えると、星座アピールとして解釈するのが無難である気はします。次に作るであろうドレスのアピールがどうなるのかわかった時に、また改めて考察する感じでしょうか。

追記 19/11/27

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背景の図柄がこれと同じっぽい = 魚座であることを強調してると考えると、やっぱ星座アピールっぽい。

 

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ていうかぶっちゃけ星座アピールもそこまで重い文脈じゃない気がするんだよな……。あおいちゃん個人に寄り添えば、そこには特大感情渦巻く全世界のらいちくんが号泣する文脈があるんだけど、彼女以外の物語にはそこまで大きく寄与していないし。ぽっと出で出しちゃうって言うなら、アイドル科に編入したてのきいちゃん(ブートキャンプに参加するレベル)も出しちゃってたし。というかそもそも、バンダイ神のご信託のせいで、追加要素がバーゲンセールになり、結果として文脈がある程度軽くなってしまうのは致し方ないんですよね……。きいちゃん然り、アリアちゃん然り、わかばちゃん然り……。

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アピール以外で話題を呼んだのは、"らきちゃんの星座問題" で。12/7 生まれの射手座という設定にも関わらず、「私もいちごちゃんと同じ魚座なんだよねー」というセリフがあったことで、一部では設定ミスではないかとか脚本のミスではないかとかの声があるようで。
じゃあ私はどう思ったかって話ですが、普通にらきちゃんが勘違いしてるだけで、これ以降の展開でどっか指摘される伏線じゃねえの としか思いませんでした。

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ちなみに、自分の星座とドレスの星座が違っていても問題なく星座アピールを出せるのかってことに関しては、『アイカツ!』 52 話(いちご - 射手座)や 100 話(いちごセイラ - 双子座)なんかの前例があります。

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星座ドレスに関してもう一つ付け加えるとすると、オープニングパフォーマンスも当然のように省略されていましたね。まぁフィッティングシーンを失くすなら、こっちも失くなって当然ではあるけど。
全ては尺がないのが悪い。

 

 

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ステージ後はいつも通りの世界線移動。どことなく慣れた感じのあいねちゃんはちょっと面白かったです。

 

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そして移動先はまさかの船上!
そしてそして最近鳴りを潜めていたさあやお姉ちゃんとなんちゃって SF ミステリーの風!

 

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次回予告にも情報量たっぷりで、いやはやどうなるか全く読めません。どうなるのかな?楽しみです。
ていうかこの人が出てくるってなると、いよいよキャラのペース配分がわからん。
と同時に、『星宮いちご』や『神崎美月』よりも温存された桜庭さんのハードルがぐんぐん上がってる気が。

 

 

 

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このショットのいちごちゃんから凄くお姉さんな感じが出ているのがめっちゃ好きです。

 

 

【宣伝】『君の Entrance』 1 話と 8 話の比較動画です。