アイカツ! 38-50 話 感想

アイカツ!』感想記事 第四弾。
1st シーズンの最終クール(38-50 話)の感想です。

第 3 クールから続くユニット路線が一つの収束を迎えて、SLQC という最終イベントに突入。
その裏で我らが主人公いちごちゃんは、これから "先" について大いに悩み、一つの決断をする。
この大きな 2 つの軸を中心に、色んなエピソードが躍動し、着地していくクールです。

 


38 話『ストロベリーパフェ♪』

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©BNP/BANDAI, DENTSU, TV TOKYO

星宮いちごとは?」と聞かれたら 12 話とこのお話が答え、っていうくらい星宮いちごを描いている回。
お話の作りとしては、前半に Soleil を題材にいちごについてガリガリ描写し、後半は補充要員を探す美月の様子から、ユリカへと筆を伸ばしている感じ。ステージパートは『ダイヤモンドハッピー』の冒頭をちょこっとだけやった後で『Take Me Higher』を っていう流れ。こういった構造からいっても、Soleil と Tristar を平等に広く描いてる回なんだけど、個人的にはやっぱ Soleil(というかいちご)の方に引っ張られる。
熱意があり、突っ走り、皆をまとめる要であり、太陽であり、苺である "星宮いちご"。その圧倒的なスター性・象徴性が天賦のものであり、彼女の大きなの武器であることは今までも描かれてきたものである。それをリーダー決めの様子や、ユニットの方向性を決めるパフェ会議、学園長の解説等々、手を替え品を替え繰り返し色んな角度から描いていって、こちらに印象付けてくる。これが唐突なものであれば主人公補正やゴリ押しと取られてしまいがちだが、この天才性については今までのお話でも幾度となく描かれてきたものなので、すんなり納得のいく脚本・描写となっている。今回も例によって例の如く、一度で正解に辿り着くわけではない。只管なフィジカルトレーニングや着ぐるみレッスン、パフェ会議など結構迷走を思わせる行動をしている。でも「星宮いちごだから」であおいちゃんも蘭ちゃんも学園長も納得させてしまうエネルギー。そういったモノを強く強く感じられる一話であると思う。


39 話『それゆけ、ソレイユ!』

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アイドルとしての足腰を鍛える為に走る、という直喩をそのままエピソードに起こしたようなお話。
学園長からの試練でメディア宣伝を封じられた Soleil が、直接街中を走り回ってライブの宣伝をしていくというお話。握手会に来るようなコア層以外にどうやって名前を広げられるか、アイドルとしての基礎体力上げとでも言うべきお話なんだけど、それを文字通りやってしまうという、なんともフィジカル至上主義の『アイカツ!』らしさが光る。なんでも弁当に来たお婆ちゃんへの普及から始まり、近所のご老人達、どっかの工場、警察署、商店街と一つの行動が次から次に繋がっていく気持ちよさがあるのは、いちごがメインで動いている時ならではの感じだ。
お話の最後には STAR☆ANIS 編への引きが。Tristar 編から始まったユニット攻勢がここに来てピークを迎えるわけだけど、やっぱ改めて観ても学園長の攻め方がエグいなぁ、と思う。商機を感じ取ったんだろうか。美月ソロや Tristar のスケジュールは元々抑えてあったはずだけど、どうやってねじ込んだんだろうか。
そして観返してから気付いたけど、この時しおんが気にしていた "役" っていうのがアリスだった訳ですね。


40 話『ガール・ミーツ・ガール』

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あおいちゃんが殻に籠もったレイさんを説得して新しい PR を入手するお話。なんだけど、主題はそこじゃなく、サブタイにあるように "少女と少女の出会い"、即ちいちごとあおいの出会いを描くお話。
「霧矢あおいのアイカツ!」の始まりとも言える、とある日の夏祭り。そこまで大きな運命性があるわけではなく、2 人の子どもがただただ踊っていただけという可愛らしいエピソードなんだけど、それこそが『アイカツ!』であるといえる。逆に言うと、この回想だけでお話を膨らませるのは不可能っぽいので、新 PR 入手っていうイベントを乗っけたのだろか。ちょっとだけ、過積載気味な感じも受ける。
前回は "足腰" を例えでも何でもなく文字通りエピソードに起こしたお話だったが、今回も文字通り "殻に籠も" ってたり、絵面からシュールなギャグな感じが結構する。
蘭ちゃんの聞き手ムーブも結構好き。あおいから話を聴いて後で、改めていちごから聴いて、一人ほくそ笑んでいるのが好き。


41 話『夏色ミラクル☆』

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美月さんすげぇー!ってなる回。
メインキャラが 8 人もいるため扱いが面倒なんだけど、バス・旅館・ステージとロケーションがどこであっても 比較的まとまって動いているために、同じ画面内で処理しやすくはなってる。寧ろバスの中・食事中・寝る前・ステージ上とシチュエーションが沢山あることが、より多くの "キャラの差異" を描く機会になっていて、キャラに自然と芝居をさせている。
そして、その並み居るキャラをまとめ上げるのが美月さん。この辺は 38 話で学園長のいちご評にあった要という例えそのものだ。いちごと違うところは美月自身が前に出てくる頻度だろうか。トップアイドルであるから出てくるべき所で前に出てくる能力は当然あるんだけど(美月ちゃんクイズで本人なのに当てにいったり)、いちごの様に何でもかんでも突っ込んで、突っ走って、巻き込んで、前に引っ張っていくというタイプではない。この辺の差異は 2 人のリーダー像・アイドル像がよく出ていて面白いなぁと思う。


42 話『船上のフィナーレ☆』

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クライマックスに向けて、とてもとても大切な回。結構舵取りが急な感じもするけど、この先に待ってるドデカイもののことを考えると、まぁ仕方ないかなと納得してしまう。
ユニットからソロ活動へ切り替える美月に置いてけぼりを食らういちごが描かれるわけだが、この路線変更は作品全体へもメタな波及をしている。お話と筐体の都合でソロ重視からユニット重視へ切り替わっていた物語を、再びソロに戻そうというわけだ。STAR☆ANIS は期間限定だとしても、それが終わったら普通は Soleil に戻るはずだけど、そこをいちご重視のお話に再び戻していく為の下準備というか。このお話をせず、適当に話数を潰した後で SLQC へ行っても問題はない。だけどこのお話をしておくことで、その展開になったときにスムーズに移行出来るというか。勿論、かえでとの会話で大オチのフラグを立てておくという意味もある。
そんな下準備的なお話ではあるんだけど、「仲間を信じるように、自分を信じる」という新たな教訓も得ている。裏を返せば、かえではこの時点でガッツリメンターをやっているので、これ以上成長させるのが難しいってなるし、いちごが成長仕切ってしまえばその役割も終わってしまうというわけだ。故に二年目以降の出番激減に繋がってしまう。やっぱ女の子のサクセスストーリー・成長物語である『アイカツ!』で、成長の余地のないキャラクターってのは大きなハンデだなぁ。
逆にというか、ここはかえでちゃんにとって一世一代の大仕事であるとも言える。渡米に繋がるっていうことを考えると、いちごに与えた影響は計り知れないんだよな。
いちごが置いてけぼりを食らってしまうのは彼女が「楽しむ」ことに長けていたからなのかな。以前もどっかの感想に書いたけど、この構図が 2nd シーズンでは逆転しているのが面白い。

 

43 話『不思議の国のアイドル!』

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STAR☆ANIS でハブられたしおんちゃんをフォローアップする回。
ただの単発エピソードでない所がいい。今回のしおんの挑戦にぽわプリが関与してるのは 39 話で明らかになってるし、そのしおんの挑戦がいちごにも影響してるということも語られている。味気ない言い方をすれば、終盤に向けた伏線回収と締めの為の準備だけど、お話とお話が連動して物語全体を動かしていくダイナミズムを感じられるのは、やっぱり観ていて気持ちいい。
今回の一番の見どころは、当然ながらしおんが演技で生きていくことを決意する所にある。なんだけど、個人的にはそれ以上に、「彼女の中でぽわプリが大きな影響をもたらしている」ことがわかるのが、やっぱり好きだ。3×3 の構図を作るための人数調整・3DCG モデルがないが故のハブり、そういうメタ的な要因があるのはそうなんだろう。だけど、今回のお話の根底におとめとさくらの後押しがあったのは確かなのだ。恥ずかしい決めポーズや、おとめに振り回されがちな日々の "活動" も、今回の一大エピソードを作り出した要因て考えると、凄く心に染みる。もっといえば、STAR☆ANIS 参加を蹴ったことにも影響していたってことだし。
この下地があっての 148 話なんだなぁ。


44 話『モア・ザン・トゥルー クライシス!』

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「人のことを思いやる、皆を引っ張っていく」リーダーとしていちごが成長するお話。
いやまぁ、今までのそういう面については散々描かれていたことではある。ただ今までと違うのは、自分達のステージを通して伝えたいことを伝えてる所だろう。いちごの情動主義アクションで解決して、その成果としてのステージ ではなく、ステージの・歌の・ダンスの力で以てして解決に導くというか。ある意味、42 話の「自分を信じる」に繋がることでもある(いちごちゃん本人は意識してないだろうが)。
「見えないお客なんていない」や「皆に聴いてもらいたい」など、表現はいつもと違うが言ってることはいつもの "ファンのため" と同じ概念だ。エピソードの題材を More Than True にしても、そういう作品のコアの部分を外さず、寧ろ大々的に描いていくスタイルは立派だと思う。
にしても 43 話のしおんちゃんから始まり、今回の More Than True、そして数話後にジョニー先生やマスカレードのエピソードがあると考えると、一通りキャラに触っていく感じがあり、一年の終わりを感じさせる。


45 話『ハピサマ☆バケーション』

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STAR☆ANIS 編のエピローグ。
オフ回みたいな感じの立ち位置だろうか。特に太いエピソードのようなものはなく、8 人が 8 人らしさを披露しながら、プールでひと夏の思い出を作っていくお話。こんなときでも超多忙な美月さんは、すんなり遊ばせてもらえなかったりするのは、とても "らしい"。なんだけど、お話を作るために忙しくさせられてる感もして、なんかちょっとかわいそうではある(今までのお話から別格で忙しいのはわかってるのでご都合主義感はしないんだけど)。この辺りがいちご世代(特に 1st シーズン)が美月依存たる所以だよなぁ、とか。
最終決戦前のほんの束の間の休息なんだけど、最後の最後にいちごと美月の会話を挟むことで、一気にムードが高まり、クライマックスの空気が肌を刺す。この辺のワクワク感の作り方、盛り上げ方はやっぱり上手い。


46 話『リスペクト J』

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ジョニー先生にスポットを当てつつ、美月のオリジンを掘り下げつつ、マスカレードについて描きつつ、
それでも最後は Soleil とジョニー先生に戻ってくる、そんなお話。
ジョニー先生のいう「パフォーマンスは人生」という言葉がいい。人生で経験する色々なこと、それをステージ上で表現して、オーディエンスに伝えるということ。そのために「全身で表情を作る」っていう表現も好き。パーソナルな思いをパブリックに届ける『輝きのエチュード』の精神と、歌詞を魂の叫びにするっていう涼川さんの言葉と、そして今回のジョニー先生の教えと。こういうのが合わさって、トップアイドルのステージはつくられていくんだなぁ、としみじみ思う。
マスカレードの仮面設定をここで上手く利用するのも好き。設定理由はこの後のお話で別に語られるけど、現時点で「仮面をしていたけど全身で表情を表現していた」ていう、設定から意味を見出している所も好き。
あと、『ダイヤモンドハッピー』のジョニースマイル初出の回でもある。タイミングは違うけど。


47 話『レジェンドアイドル・マスカレード』

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こんなサブタイだけど、スポットが当たるのは美月さん。
マスカレードについては今回と次回の 2 話かけて掘り下げる感じ。そして衝撃の事実が!みたいな回。
これまで何かと物語の重荷を背負っていた美月だったけど、遂にその重さに耐えきれず潰れてしまう。別な見方をすると、こういう「晴れの舞台でミソがつく」という役割まで負わせてしまってるわけだけど、そこから復活して、ステージをやりきるってところまで含めて、何から何まで『神崎美月』らしい動きである。
マスカレードのステージは筐体都合だけじゃなく、美月へのご褒美的な意味合いも感じる。
Soleil はマスカレードの資料を漁ってるだけでエピソード的には完全に空気なんだけど、今回くらいは完全に美月メインで当然だよな、と思う。
あと地味にらいちが独力でミヤの正体に近づきつつあって、普通に凄い。ドルオタ力が高い。


48 話『Wake up my music♪』

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©BNP/BANDAI, DENTSU, TV TOKYO

マスカレードについて、ヒメとミヤについて、りんごといちごについてのお話。
りんごの視界を通して描かれる、マスカレードになるまでの軌跡と、マスカレードを終えるまでの軌跡。
さらっと描かれているけど、文脈的には相当に重い。ていうか文字通り全ての始まりなので、重いなんてもんじゃない。そんな話を聞きながらも普段となんら変わらないいちごに、一種の頼もしささえ感じる。りんごの話を録音しているらいちも、方向性こそ違うものの、同じ様な頼もしさ・遺伝子を感じる。
そして、少なくとも作中で描かれている範囲では最後となる、マスカレードのステージ。
2 話連続だと目新しさはなくなるんだけど、それでも現役アイドル達とは違った風格・雰囲気を感じられるのはよい。ていうか、(ヒカリちゃんと一緒で)新モデルが起こされないから本当にこれっきりなんだよな。
「自分が何をしたら本当に幸せなのか」という才能に長けているのは、いちごもだよなぁとか思ったりする。


49 話『輝きが向かう場所』

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SLQC 前哨戦、始まる―――― みたいな回。SLQC 自体は 47 話から始まってるけど。
7 人が並んで一斉にやるステージってのも今となっては珍しい。『あかり GENERATION』『スターズ!』『フレンズ!』では何週も掛けて、アイドル毎・ユニット毎・フレンズ毎にやってるし。いい点としては、単純にステージの種類が多くなる所(個別にやる場合ほとんど使いまわしの為)。悪い点としては、いちごがどう優れていたのかがわかりにくい所(個別にやる場合主人公だけ特殊演出を噛ましてくる)。
また別な点からの他世代との比較では、美月のダウンやマスカレードの文脈に話数を割いたことで、勝負のバチバチ感が高まって来る感じが弱いというのがある。使い回しであっても個別の戦いやステージに話数を割くことが出来れば、時間を掛けて "勝負" の空気を描くことが出来る為だ。その反面、美月やマスカレードに対する描写は厚くなっている為、そういう方面での文脈とか物語性は強い。あと、いちごの決断までの心情変化も上手く隠しながらでも時間を掛けて丁寧に描いている為、50 話での大オチの威力をしっかり引き出せている。どっちが優れてると思うかは、好みに寄ると思う。私自身は脚本がしっかりしていればどっちでもいい感じ。
だから最終戦だっつっても、いちごの目はそっちばかりを観ているわけではない。"その先" を明らかに意識していて、それはこれ以降の世代と比べると結構異質であると思う。よくいちご世代はバチバチ感があったと言われるが、少なくとも 1st シーズンはもっと別の軸に体重を預けている気がする。2nd シーズンまで通して観れば間違いなく『ヒラリ / ヒトリ / キラリ』の世界なんだけども。ただ、この "先" を見通していく視力が 100 話で描かれる結論に辿り着く、って考えるとめちゃくちゃ感慨深い。
それと、この回も『シリーズ』にしては珍しく落ちた状態で終わるお話。やっぱり特別な印象が残りやすい。


50 話『思い出は未来のなかに』

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©BNP/BANDAI, DENTSU, TV TOKYO

言わずと知れた説明不要の神回。星宮いちごよ、永遠にというお話。
前回で落ちたままのテンションを手早く回復。こういう所を変に引っ張らないのは『アイカツ!』のいい所。まぁ最後の戦いといちごの旅立ちという、クソデカ要素を 2 つも抱え込んでいるので、手早く処理しなきゃいけないという脚本上の都合もあるんだけど。ただ、その都合を感じさせないくらいあっさり終わらせても、すんなり受け入れることが出来るのは、やっぱり主人公 星宮いちごの溢れ出る推進力が為せる技だろう。
事ここに至っても、戦いは唯一無二の主軸ではない。勿論、美月さんは PR で煽ってくるし、いちごは悔しさに震えもする。なんだけど、ステージ前後の 2 人の会話は「感謝」に重きを置いている。この辺のバランス感覚は、観ていて面白い。勝負も大切なんだけど、勝負が全てではない感じ。
全てが終わった後で待っているのは、Soleil による『カレンダーガール』のステージ、そして別れである。『シリーズ』でも屈指の号泣ポイントであるけど、この演出は見事に踏襲されていく。まぁ主題歌やテーマソングを流しながらオフボイスで絵を進めていくのは、別に『アイカツ!』に限った演出ではなく、更に最終話近辺だとよく観る手法ではあるけど。
最後の最後で「どーん!」ともっと大きな爆弾を落としてくるのは、まぁシリーズものの性だ。

唯一ほんのちょっとだけ気になる所といったら、蘭ちゃんの扱いだろうか。あおいに焦点を当てたシーンが多いため、どうしても蘭との扱いに温度差を感じてしまう。勿論、かえでからうっかり聞かされてしまうという流れや、今までいちごと一緒にいた時間の長さ等を考えると当然のことなんだけど。それに、その他大勢と違ってちゃんとずっと 2 人に付き添っているし、あおいちゃんを支えるという唯一無二の役割もあるし、ユリカから個別にフォロー貰うしで、「優遇されていない」なんてことは全然ないんだけど。

 

 

まとめ
全体の感想を軽く書いておくと、
・"楽しむこと" "ファンのため" に関しては思って退場に繰り返し描き、大切にしていた。
・『ヒラリ / ヒトリ / キラリ』的な勝負観の印象が強かったが、1st は意外とそうではなかった。
特に 2 つ目は今回(比較的)じっくり観直していて、結構驚いた点だ。
最終話の描き方も「勝負以上に大切なものがある」という感じがして、どこか『フレンズ!』一年目に通ずるものがあった。これは個人的に大きな発見だった。


次回からは 2nd シーズンについて書いていきます。恐らく今まで同様 1 クールずつ。