アイカツフレンズ! 35 話 『トレジャーハンター注意報』感想

35 話 RM PP HC

©BNP/BANDAI, DENTSU, TV TOKYO

アイカツフレンズ! 35 話。

DFC 前の各キャラクター強化月間・2 話目で、RM のお話。
強化月間とはいったものの、前回のあいねちゃんの様に何か成長イベントがあるわけではなく、PP や HC と親睦を深めるのがメインとなる回。既に結構絡んではいるけど、BrFC 終了から BeFC が終わるまでは放置だったし、学校も違うのでこういう機会でもって積極的に仲良くさせていこう、というわけかな。

上述の通り、RM は PP・HC とは学校が違っていたり、(少なくともメインの中では)唯一の姉妹フレンズだったりで、色々と特殊な属性持ち。そこを手っ取り早く仲間に引き入れる方法として、「秘密の共有」っていうのは効果的な手段だ。

35 話 RM 指切り
35 話 PP HC RM 指切り
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その中身が仰々しいものではなく幼い頃の思い出というのも、微笑ましくかつ生々しい感じがして好き。6 人で抱えるにはちょうどいい重さの秘密だ。これで PP・HC の 4 人が姉妹のような距離に、なんてところまでは勿論いかないんだけど、自宅に呼んで一緒にお茶するくらいにはなれるという。

35 話 RM 幼少期

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姉妹の写真はもう一つ、彼女らの仲が良いという意味もくれる。勿論今までも散々描かれてきたことではあるが、幼少期の思い出が出てくることでキャラの歴史を感じられ、より奥行きが出てくる。ていうかかぐやちゃんの姉スキスキダイスキっぷりはお腹いっぱい描かれてきたが、今回はさくやちゃんも「面白くて、可愛くて、愛おしくて、本当に大好きで」と妹溺愛っぷりを見せてくれた。やっぱ姉妹なんだなぁ、と思うし、愛情の非対称性がないのは変にムズムズしなくて済む。

35 話 RM 特技
35 話 さくやちゃん
35 話 かぐやちゃん
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一方でまた、姉妹でも違うところがあるということもわかる。共有してる思い出は同じで、写真も 2 人等しく「宇宙人のマネ」をやってるにもかかわらず、さくやちゃんはそれを「大事な宝物」といい、かぐやちゃんは「黒歴史」だと評する。特技の話でも、かぐやちゃんは特に何も思い浮かばないのに対し、さくやちゃんはバレエのことをすぐに思い出す。今までのエピソードからいっても、かぐやちゃんは自己評価が低そうだなぁ、と感じる。身近に何でも出来る天才がいることの弊害か。この辺のコンプレックスについては BrFC(27 話)で一度決着をつけてたので、この後また膨らませるのかはわからないけど。ただ、あれはあくまで過去のかぐやちゃんの決意を告白したというだけであり、今現在感情をぶつけ合ったというわけではないので、個人的には更にぶつかりあって欲しい気もする。

35 話『導かれて』
35 話『偶然、必然。』
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その姉妹の違いを強調するため、でもなかろうが、ステージは『導かれて』と『偶然、必然。』の 2 曲。PP と違ってこっちはフレンズでのステージのほうが少ないのかな?(かぐやちゃんの参戦が遅かったので仕方ないけど) どちらも雰囲気のあるステージで好きなので、久々に観られてよかった。

35 話 エマちゃん
35 話 あいねちゃん
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今回のお話でもう一つよかったのは、PP・HC の 4 人も活き活きとしてた点だ。4 人と姉妹の距離を縮める話なんだから、4 人の魅力は出来るだけ描かるべきだし、それがよく出ていたと思う。

35 話 舞花ちゃん

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ただ舞花ちゃんはその熱さでお話の動力となるのではなく、ストレートな部分を活かしたツッコミ役になっていた。6 話等と違って主役はあくまで RM であること・以前よりみおちゃん砕けていてツッコミ役が減ったことなんかが要因だろうか。とはいえ舞花ちゃんの熱さに関しては、23 話でRM の 2 人も見ているのでバランスは取れてる感じがする。(偶然かもしれないけど)つくづく良く出来てる構成だなぁ。

35 話 ココちゃん

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露骨な伏線を張ったココちゃんも気になるところではあるが、RM と PP・HC の交流は無事済んだということで。次回はみおちゃんのターン。ファッションショーのプロデュースを行うようだけど、予告で既に波乱が起きることが請け合いに。さてどうなる。