アイカツフレンズ! 18 話『わずかなチャンスさえも』感想

18 話 Honey Cat

©BNP/BANDAI, DENTSU, TV TOKYO

アイカツフレンズ! 18 話。

スターハーモニーカップに向けてフレンズアピールの特訓に取り組む HC のお話。
今回出てきたのが『フレンズ!』になって初めての "戦いの場" 「スターハーモニーカップ」。最終戦となるであろう「ダイヤモンドフレンズカップ」、その登竜門となる大会「ブリリアントフレンズカップ」、に出場する為の学内選考会という立ち位置の大会。舞花ちゃんが「夏フェス」と言ってるが、SH 学園が(四ツ星のように)フェスとして開催してるのか、それとも単に「熱いお祭り」を言い換えた舞花語なのかはわからない。ただ BrFC 出場には避けて通れないイベントだとすると、それなりに大きな舞台だ。そして『フレンズ!』にとっては初めての "戦いの場" である。 

そんな SHC 編(といっても 2 話しかないが)の前半メインを務めるのが HC。
人気・実力・フレンズとしての総合力等で頭一つ抜けていて、同じアイドル科内でも優勝の大本命と看做されてる彼女らだが、その人気故に「フレンズアピール」練習のための時間が確保できない。その為、たまきさんに頼んで学校に泊まり込み、朝と夜に特訓をすることに、という流れ。「お仕事も特訓も諦めたくない」というのはエマちゃんのキーワード「二刀流」とも被る。
「学校でお泊り」というのは『フレンズ!』ならではだなと思う。寮生活ならそこに特別な意味は出てこないもんなぁ。エマちゃんが途中キツイながらも頑張ってる様子があったので、てっきり無理しすぎて というパターンかと思いきや、そちらは根性で乗り越えた模様。まぁ「自分を燃やし尽くす」というのは(舞花ちゃんだけでなく)彼女達のテーマになりつつあるしな。逆に舞花ちゃんの方で幽霊関係のトラブル。この辺は「お泊り」要素を上手く使ったなという感じ。同時にエマちゃんの頼れるお姉さん力も全開。やっぱりいいキャラだなぁ、エマちゃん。最終的にウェイトを付けてスポ根フィジカル路線に向かうのは『アイカツ!』イズムか。

18 話 舞花ちゃん

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舞花ちゃんは登場時から「ストレートに物を言う」というのが一つの特徴だったけど、今回はエマちゃんに対して赤面しながら口ごもったりするのが結構新鮮でかわいかった。まぁ「ストレートにいう」ってのは「嘘をつけない」っていうだけで、「何でもいえる」というわけじゃないしな。そして特訓開始直後、エマちゃんから「一人じゃないって、フレンズっていいね!」と言われた時はただ単に顔を赤らめるだけだった彼女が、本番のステージが終わった後に「フレンズでよかった」といったのがとてもぐっと来た。

18 話 エマちゃん

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最後の抱擁も、前回(14 話)ではエマちゃんがスリスリするだけだったのが、舞花ちゃんの方から抱きついてきてて、エマちゃんが手を添えるだけなのが本当に "尊い" という感じ。ストレートな舞花ちゃんに、気配り目配りのエマちゃんという組み合わせは本当に本当に強いなぁ。
そんな 2 人に 主人公ズ PP はどう立ち向かうのか。最後のあいねちゃんの青ざめた表情は、彼女の立ち位置を端的に表してる感じがあって、結構好きな演出。

18 話 さくやちゃん?
18 話 さくやちゃん?(2)
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所々で顔を見せてくるのは、ストーリー参戦したばかりの白百合さくやちゃん。流石に今回は描写量自体は少なかったが、その中でも完全にサスペンスやホラーの雰囲気を醸し出していたので、彼女自身に何かしら秘密があるのだろう。

18 話 さくやちゃん?(3)

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というかちょっと見えてたし!