ひぐらしのなく頃に業 祟騙し編 其の四 雑感

順調に(?)皆殺しチャートを進んでいる『ひぐらし業』、祟騙し編 其の四の感想です。

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©2020竜騎士07ひぐらしのなく頃に製作委員会

前回に引き続き、特筆すべきことは何もなかった気がします。
のでダラダラ書くだけの記事です。

 

 

 

6/15 (水)

沙都子欠席。
圭一がクラスを煽動。児童相談所陳情ニ回目(クラス全員)。
皆がやる気になる → エンジェルモート等で人集め。
夕方に綿流し実行委員の会合。大石から忠告を受ける。

6/16 (木)

沙都子登校。校長を叔父と錯覚。
児童相談所陳情三回目(約 60 人)。代表で圭一・梨花・入江。
夕方に綿流し実行委員の会合。公由ら町会役員を説得。

6/17 (金)

vs お魎。大立ち回りで説得。北条家を村八分にする大号令の撤回。

ひぐらしのなく頃に業 祟騙し編 其の参 雑感 - アニメ雑感記

今回の放送分に皆殺し編で相当する部分はこの辺。日付けだけ少しズレるけど。

 

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©2020竜騎士07ひぐらしのなく頃に製作委員会

其の参が意味深な大石の顔で終わってたので、其の四は 15 日の大石の忠告シーンから始まるかと思いきや、カット。代わりに村人が鉄平の噂をしてるシーンから始まった。「今年の祟りは北条家」が伏線ならば、沙都子と鉄平どちらも死ぬエンドだろうか。或いはこのセリフは、雛見沢に「北条家村八分」の空気が未だ残っているということをわかりやすく示しただけのシーンなのか。 

 

仮にどこか省略するとしたら、公由達の説得を簡略化するのが一番ありうるだろう。お魎との対決をカットするわけにはいかないし。

ひぐらしのなく頃に業 祟騙し編 其の参 雑感 - アニメ雑感記

他の変更点だと、町会説得とお魎説得が同日に行われたところとか。まぁあのまま 1 日遅れで進んでた場合、祭りと沙都子救出が被る日程だったので、一日縮めるとしたらここしかなかった。 

 

その上で富竹鷹野との会話や園崎家でのシーンの省略にお話的な意味が出てくれば、これ以上ないくらいの構成になるけど、どうなるやろか。

ひぐらしのなく頃に業 祟騙し編 其の参 雑感 - アニメ雑感記
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©2006竜騎士07ひぐらしのなく頃に製作委員会・創通

こういった細かな変更点に関しては、特に影響なさそうだった。オークションの司会の件(会合に乗り込む大義名分)や大石の好感度を上げてない(忠告 & 応援)という違いもあったはずだが、脚本都合というよりは尺都合の改変っぽい。少し残念。

 

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©2007竜騎士07/雛見沢御三家

個人的に一番大きな変更だと思ったのが、梨花ちゃんが覚悟を決めるシーンの省略。
三回目の陳情で圭一・入江と一緒に代表選ばれた際、圭一に頼りっきりで傍観者を気取りだったことを自覚・反省し、沙都子の説得役に自ら名乗り出る所。前後のシーンを観ても、今回は尺的にかなり厳しかったことが伺えるので、ここも尺都合な気はする。が、梨花が本当の意味で決意し当事者となるこのシーンは、皆殺し編がそれまでのお話と決定的に違うことを象徴するシーンなので、安易に切るとは思えない(思いたくない)。
理屈付けるなら、後ろであうあう言ってるネガティブな背後霊がいない & 祭囃し経験済みなら一々心を新たにする必要はない ということだろうか。万が一これが物語に影響してくるなら、梨花が電話で説得しない = 沙都子が救出されない ということでバッドエンド一直線にはなる。

 

演出のお話
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©2020竜騎士07ひぐらしのなく頃に製作委員会

これまで比較的好意的に観てきた『業』だけど、今回は正直期待外れの部分があった。それが、町会 & お魎を説得するシーンの演出である。有り体に言えば、どちらのシーンも迫力がほとんどなく、そのせいで圭一のかっこよさも半減していた。ぶっちゃけ旧作『ひぐらし』の中で最も熱く盛り上がるシーンだと思ってるので、そこが割と(かなり)平凡な絵面で終わってしまったのが残念極まりなかった。

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©2020竜騎士07ひぐらしのなく頃に製作委員会

ぽよよんろっくのキャラデザ、日常シーンでは無限にかわいいを生み出してくれるんだけど、シリアスやスプラッタになったらイマイチ迫力が欠けてしまうんだよな。ただそれでも演出の仕方如何でどうにでもなると思っていたので、今回の淡々とした進行は本当に肩透かしを食らった気分でした。或いはここが重要じゃないというメタメタなメッセージだったりするんだろうか……。

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©2020竜騎士07ひぐらしのなく頃に製作委員会

一応言っておくと、全てのシーンがダメだというわけじゃなく。例えば鷹野が近くにいる時の梨花の表情が細かく描かれていたの何かは、細かいけれどとてもいい変更点だと思った。これでまた祭囃し突破済みということへの傍証が増えた。

 

 

 

ということで祟騙し編其の四でした。

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©2020竜騎士07ひぐらしのなく頃に製作委員会

©2007竜騎士07/雛見沢御三家

『業』全体の物語的にはまだ "溜め" の段階だと思うのでこういうペースなんだろうけど、
とは言え vs お魎 はもっとかっこよく・迫力があって欲しかったです……。
(この辺の描き方は漫画版皆殺し編が至高だと思う。お魎がガチで怖く、圭一がガチでかっこいい。)
因みに上の画像は左が『業』祟騙しで右が『解』皆殺しです。
旧作アニメも微妙ではあったけど、『業』アニメよりは良かった(と思う)からなぁ。

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©2007竜騎士07/雛見沢御三家

今の所皆殺し編に沿っていて、これ以降も皆殺し編を沿っていくとなれば、
やっぱり最後の鷹野のシーンでひっくり返されるってことなんでしょうか。