ひぐらしのなく頃に業 祟騙し編 其の参 雑感

祟騙し 其の参についてのブログです。

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©2020竜騎士07ひぐらしのなく頃に製作委員会

いうて「皆殺しチャートに突入したな」というだけで感想も考察も終わってしまいそうな感じでした。
ぶっちゃけ更新するモチベが湧かなかったんですが、それなりに書いておきたいことを思いついたので、
取り敢えず書き残しておくことにします。

 

 

 

皆殺し編の(大雑把な)おさらい

鬼・綿同様のカレンダーを作ってはいるんだけど、ここまで露骨に皆殺し編に突入しちゃうと、日付もイベントも何から何まで変わっていて比較のしようがない。かといって皆殺し編と一から比較するのも面倒なので、鉄平周りについてのみ大雑把に纏めておきます。

6/13 (月)
沙都子欠席。
知恵の家庭訪問。詩音ブチギレ(未遂)。校長が児童相談所へ連絡。

6/14 (火)
沙都子欠席。
児童相談所陳情一回目(部活メンバー)。手応えなし → 公園でしょぼくれ(梨花「私は信じない」)。

6/15 (水)
沙都子欠席。
圭一がクラスを煽動。児童相談所陳情ニ回目(クラス全員)。
皆がやる気になる → エンジェルモート等で人集め。
夕方に綿流し実行委員の会合。大石から忠告を受ける。

6/16 (木)
沙都子登校。校長を叔父と錯覚。
児童相談所陳情三回目(約 60 人)。代表で圭一・梨花・入江。
夕方に綿流し実行委員の会合。公由ら町会役員を説得。

6/17 (金)
vs お魎。大立ち回りで説得。北条家を村八分にする大号令の撤回。

6/18 (土)
沙都子救出。

6/19 (日)
綿流し祭。富竹鷹野死亡。

 

祟騙しと皆殺しの差異

今回描かれたのは皆殺し編で言う所の、二回目の児童相談所陳情まで。
現時点での皆殺し編との大きな違いは、
・全体的に一日遅れている
・大石との関係性が良くはない(祟殺しベース)
この辺が次回以降どう関わってくるのか。

 

一日遅れの進行

そもそも皆殺し・祭囃しは他のお話と違って、綿流し祭以前のボリュームが大きい。その為、祟殺しから皆殺しへ以降しようとしたら、祟殺し編に於ける綿流し祭以前のスケジュールを大分早めた上で、皆殺し編に移らなければいけない。この辺を踏まえて前回を振り返ると、あの超圧縮はそこそこ上手い作りになっていたんだなと感じる。その上で富竹鷹野との会話や園崎家でのシーンの省略にお話的な意味が出てくれば、これ以上ないくらいの構成になるけど、どうなるやろか。

話を戻すと、それでも本来の皆殺し編からは一日遅れている状況である。仮に同じペースで進むなら、綿流し当日と沙都子救出が被ってしまうけど、その辺がどうなるのか。梨花・公由辺りは当然として、鷹野・富竹も児相に行ってるとなると大分行動が変わりそうだけど。仮にどこか省略するとしたら、公由達の説得を簡略化するのが一番ありうるだろう。お魎との対決をカットするわけにはいかないし。

 

大石との関係性

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©2020竜騎士07ひぐらしのなく頃に製作委員会

皆殺し編は「サイコロを振る前から 6 が出るとわかってる」と言われるほど特別な世界だったが、大石が部活メンバーと良好な関係性を築けているのもその一端であった。逆に祟殺し編での大石との関係性は、シリーズ中最悪だったと言っても過言ではない。

ただこれは個人的な見解なんだけど、祟殺しに於ける大石が特別に最悪だった とは思わない。大石はあくまで「警察」という中立な駒であり、お話毎に印象が変わって見えるのは、あくまでそのお話の主人公(圭一詩音レナ梨花)の立ち位置が影響した結果だと思っている。祟殺し大石が最悪に見えるのは、圭一が沙都子のことで気が立っていた & 入江が余計なことを吹き込んだ & 既に事件(リナ失踪)が起きていた ことの合せ技の影響だと個人的には思っている。なので祟騙しに於いても、出発点こそ最悪の印象だったものの、きちんと覚悟を見せてかつ合法的な手段を取っているうちは、それなりの対応はしてくれるのではないかと思う。

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©2007竜騎士07/雛見沢御三家

とはいえ、大石の行動が読みづらいことには変わりない。特に、鉄平に対する間宮リナ殺害の容疑が祟殺し・皆殺し以上に強まってるとするならば、「操作の為」という大義名分で圭一の邪魔をしてくるかもしれない。大石が大きく関わってくるのは 15 日の忠告と救出時の警官派遣の 2 回だが、そのうち後者は沙都子の生死に関わりかねないので、大石の行動は本当に重要である。

 

ルール Z (園崎ブラフ)に関する描写

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©2007竜騎士07/雛見沢御三家

旧作では、祟殺し・目明しの 2 編で魅音から園崎ブラフのことが明かされ、皆殺し編でそれを本当に打ち破る という展開だった。これまでの『業』では園崎ブラフに関する描写が(肯定否定どちらに対しても)ほとんどなくなっていることを考えると、祟殺し・皆殺しに値するこの祟騙し編では、その描写に一層注目がいく。

 

詩音ちゃん

圭一が発症しないなら誰が殺るのかということだが、単純に考えれば現状最も可能性が高いのは詩音だろう。

ひぐらしのなく頃に業 祟騙し編 其の弐 雑感 - アニメ雑感記

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©2020竜騎士07ひぐらしのなく頃に製作委員会

皆殺しチャートに入った為、当然のように詩音がブチギレて、圭一が静止するという流れがあった。
皆殺し編と違って詩音が分校に常在してるわけではないので、この辺も変わるかなぁと思ったがそのまま。
園崎詩音、やはり導火線がとても短い。

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©2020竜騎士07ひぐらしのなく頃に製作委員会

我が物顔で圭一の演説を聞いてる聖ルチーア生、絵面が面白すぎる。

 

梨花ちゃん

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©2020竜騎士07ひぐらしのなく頃に製作委員会

今まで以上によくわからないのが梨花ちゃん。
鬼騙し・綿騙しと比べるとループしてる感が今まで以上になく、無能化が進んでるようにすら感じてしまう。が、よくよく考えると祭囃し梨花は皆殺しの記憶を引き継いでいない為、今回オロオロしちゃうのは仕方ないことなのかもしれない。というか寧ろ、『業』梨花が祭囃し経験済みであることの傍証の一つとも言える。

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©2020竜騎士07ひぐらしのなく頃に製作委員会

ここまでの『業』梨花は、旧作の惨劇を回避しようとしたらそれが裏目って新たな惨劇に巻き込まれる という感じで来ているが、今回はどういう判定をされるのか。祟殺しを回避しようとしたらから鬼・綿同様に新たなルール X(だと思われるもの)に巻き込まれるのか、それとも旧作皆殺しに沿ってるとみなされて、新たな X の突破となるのか。皆殺しラストがルール Y の判明(鷹野の正体判明)であることを考えると、ひょっとしたら祟騙しの最後で『業』の Y が少し見えてくる……のかもしれない。年越しで休みを挟んで、年明けから 2 クール目 & 解答編が開始 ってなると、展開的にも自然だし。

 

 

 

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©2020竜騎士07ひぐらしのなく頃に製作委員会

ということで祟騙し 其の参の感想でした。
今回は 11 話で年明けが 14 話から、ということを考えると、
12 話が祟騙し 其の四・13 話が祟騙し 其の伍 という感じだろうか。
それとも祟騙しは其の四までで、13 話は暇潰し編みたいなのが入るかな?どうなるだろう。