ひぐらしのなく頃に業 綿騙し編 其の四 雑感
色々爆弾を投下して行った綿騙し編でした。
何ていうか、結構な人数が死んでるんだけど、惨劇っぽさを余り感じない脚本でした。
鬼隠し・綿流し・祟殺し・鬼騙しと違って、圭一自身が悲惨な目にあってないからだろうか。
それなりに考えるべきことも多く、相変わらず頭の使うお話だったと思います。
本文に入る前に表記についての断りを。本当は其の壱の時に書くべきだったけど……。
魅音とか詩音とか、真魅音とか「詩音」とか、表記がこんがらがると混乱の元になるので、
とりあえず以下の意味で表記していきます(多分今までの記事もそうなってるはず)。
魅音 …… 雛見沢在住・背中に刺青・出生時は妹・圭一が好き・いわゆる真詩音
詩音 …… 聖ルチ脱走・刺青はない・出生時は姉・悟史が好き・いわゆる真魅音
「魅音」 …… 魅音を名乗ったり、魅音の服装を着てたりしてること(中身は問わず)
「詩音」 …… 詩音を名乗ったり、詩音の服装を着てたりしてること(中身は問わず)
真詩音や真魅音といった表記は、殊更入れ替わってたことを強調したい時以外は使いません。
其の四では「魅音」が圭一を守る為にあれこれ頑張った結果色々無双して回った、という内容なので、
基本的にはこの「魅音」が魅音本人なのか、詩音がなりすましてたのか という所を推理していくことになる。
そんでもって、鬼騙しの時同様、綿流し編と綿騙し編の比較。
最終盤は丸っきり別物になってたので、綿流し編の方に印を付けるのを省略しています。
とにかく「魅音」がどちらなのかと言うのが気になる所。
学校、電話、本家、井戸の中の死体、廊下の死体 etc...
ただ素直に「魅音」 = 魅音、「詩音」 = 詩音 としても結構すんなり繋がるのが気になるんだよなぁ。
ただ、一番最後に「これじゃまるで魅音が皆を」と圭一に言わせたことからすると、メタ的にはそうじゃないって可能性の方が高そうだけど。
梯子ガタガタ
それ以外の点で気になるのは、やっぱり沙都子・梨花関係の描写。
従来では 2 人揃って行方不明(詩音に殺害)だったのに対し、綿騙しでは梨花単独。
それに伴い、梯子ガタガタのシチュエーションが梨花宅から学校へ、「魅音」の呪詛の向かう先が沙都子から梨花へ変更。その内容も「沙都子が呪われてるからその周囲で祟りが起きた」というものから「梨花が祟りを利用して殺させている」というものへ変わっている。
特にこの呪詛の内容は気になる。綿流し・目明しに於けるここの「魅音」は詩音だったわけだから、(悟史への感情から)沙都子へブチ切れるのはわかるんだけど、じゃあ、梨花にブチ切れてる綿騙しの「魅音」は果たしてどちらなのか。ブチギレ呪詛の内容が「御三家の力を使って祟りを起こしてきた」というものなので、「祟りに御三家(園崎家)は関わっていない」ということを知っている旧作の魅音は少し考えづらい。なんだけども、この点に関しては否定しうる材料があるので後述。
井戸と廊下にあった 2 人の死体
井戸にあったのは「詩音」の死体で、本家廊下に沙都子と一緒に横たわっていたのは「魅音」の死体とされていたが、そこに何らかのトリックがあったのか否か。
普通に考えればないだろうな、と思ってしまう。警察が突入したその時の話ならともかく、「6 月某日」と明らかに数日の時間経過があった後であれば、警察は普通にどっちがどっちかを特定出来てるであろう。刺青なり、指紋なり、司法解剖なり。となると大石の説明通り、井戸にいたのが詩音であり、沙都子と共に廊下にいたのが魅音ということだろう。
大石が入れ替わり前提で、「真魅音」「真詩音」の意味で魅音や詩音と言っていたなら、ややこしくはなる。目明し編の最後を見る限り、大石は双子の幼少期の入れ替わりについて知っていた or 捜査をしてるうちに突き止めていた っぽいし。とは言え逆に目明しの最後以外は普通に現在の名前で呼んでいる(「真詩音」を魅音と呼んでいる)ことや、そもそもその事を知らない圭一へ説明するに当たって出生時の名前で呼ぶ意味はないこと等からしても、大石の説明は(少なくとも現時点では)素直に受け取っていいと思う。
まぁ死体の名前がわかった所で、途中に圭一の気絶が挟まってた以上、本編中の「魅音」がどっちだったのか ということへのヒントにはならないんだけど。例えば綿流し・目明し編同様に、全て詩音がやっていて、最後の最後だけ魅音に服を着させて死体偽装・自分は井戸に飛び込む とかもありえるし。本編中の描写を素直に受け取れば、全部魅音がやったという線も当然考えられるし。井戸にあった「詩音」の死亡推定時刻がわからない以上、魅音と詩音の共犯という線も消せないし。
祟りに対する見解
梯子ガタガタや本家での圭一との会話、地下牢での会話等を振り返ってみると、どうもこの「魅音」は園崎ブラフを知らなそうな印象を受ける。「あの子が元凶」「狂信的な村人たちの手によって」「村の仇敵を葬る為に気を利かせる」「村の因習を破壊する」等々。
そこで旧作の魅音・詩音の「祟りに対する認識」を振り返ると、魅音は園崎ブラフの事を知っており、詩音はそのブラフに見事嵌ってる形となってる。詩音がそうなったのはほぼ鷹野のスクラップ帳のせいなんだけど、その後も葛西や村の老人達との会話でその確信を深めていってる様子が目明し編で描かれており、真実(園崎家は関わっていないこと)を知るのは最後の最後、井戸の前で魅音と会話する時だ。
先述通り、これらを踏まえると園崎ブラフについて知らないであろう綿騙し後半の「魅音」は詩音である可能性が高くなるわけだけど、それを引っくり返しうるセリフが拷問部屋に入った時のモノだ。
「勿論私の知る限りではここにあるような物騒な拷問道具を実際に使ったという話は聞かないけれど」
さらっと言ってるので聞き逃しそうになるが、旧作との違いを如実に語るセリフである。(勿論嘘をついてるという可能性もあるけどそうじゃなければ)旧作通りなら詩音の "けじめ" をつける際に普通に使われていた為、このセリフはおかしいということになる。
これに関して考えられる可能性は 3 通りだろうか。
・悟史関連が全部なくなった
・悟史はいて詩音の "けじめ" もあったが、その場に魅音はいなかった
・悟史はいたが "けじめ" はなかった → 詩音が悟史のアリバイ工作に加担していない?
何にせよ、「詩音の "けじめ" を魅音は見ていない」ということが確定したはずだ。ということは悟史の行方についてお魎に詰め寄ったという出来事も起きてないということであり、魅音が園崎ブラフについて知る機会が失くなってるということである。であれば当然、他の村人たち同様に園崎家が全ての黒幕と思い込んでいても何ら不思議ではなくなる。ただ、梯子ガタガタで梨花への因縁を仄めかしたり、公由も手にかけていたりしてるので、園崎家というよりは御三家全体への疑惑となっていそうである。
また悟史関連や "けじめ" について魅音が詩音をかばったという出来事がなくなったのであれば、詩音が魅音について「許せない」と思ってることについてもある程度納得出来てしまう。
魅音の発症
「メインメンバーの中で唯一魅音だけは末期症状に陥らない」というのは有名な話だが、その理由としてよく挙げられるのは二つある。一つ目は「園崎ブラフを知っている」という点であり、このアドバンテージのおかげで少なくとも園崎家を疑う必要性がなくなり、結果として他のメンバーより疑心暗鬼の度合いがかなり弱まることになる。
もう一つはメタメタなネタだが、魅音が 凶器 = 狂気 を持っていないということだ。竜ちゃんの昔の発言に、ひぐらしの象徴的存在 = レナ = 鉈(凶器)を持った女の子 であり、凶器は狂気とかけた言葉遊びである というものがある。そこから転じて、(鉈やバットやスタンガンといった凶器ではなく)モデルガンという玩具を持ってる魅音には、凶器 = 狂気 がないから発症しないのではないか というのがよく言われる推察である。
これらを踏まえた上で綿騙し其の四を観ると、見事にこの二つのアドバンテージは崩されている。拷問部屋での発言から園崎ブラフについて知らないだろうというのは先述した通りだし、凶器に関しても地下牢で拳銃を取り出してた。この辺から考えると「魅音は末期症状に陥らない」という旧作の常識は『業』では通用しない可能性がある ということは頭に入れておいたほうがいいのかもしれない。
「魅音」に関する最後の描写である、沙都子と並んで死んでいたカット。ここも色々示唆的である。
まず目につくのは「魅音」の首元の傷だ。旧作の常識でいえばこの傷を根拠に 廊下の「魅音」 = 詩音 とするところだが、上述の通り魅音発症の可能性があること・警察は司法解剖等で死体の身元を特定してるであろうこと 等を考えると、やっぱりこの「魅音」は魅音本人であると考えたほうがいい。
ここでもう一つ気になるのは、2 人の間に転がっていた銃だ。よくよく視ると魅音が引き出しから取り出したのとは別の銃に見える(リボルバー→オートマチックやグリップ部分の違いから)。ていうかもっといえばトカレフに見えるんだよなこれ。んでトカレフといえば魅音が従来持っていたモデルガンの元銃なわけで。ただ、実銃を持ってる魅音がわざわざモデルガンを取りに行くのは不自然だし、これは沙都子側が持っていたということなのだろうか。或いは山狗が偽装工作をした後なのだろうか。大石が死因を説明してくれてたらもう少し考えようがあったんだけど……。何も言わなかったということは、例えば「転がってた銃と体内の銃弾が一致しなかった」とかはなさそうだけど。とはいえ、圭一にそこまで踏み込んだ捜査情報を話す必要はないし。漫画版で何らかのセリフが追加されねえかなぁ、とか思ってます。
沙都子の行動
そんでもってやっぱり其の四で最も気になったのが、沙都子の描写である。
冒頭、いきなり圭一に疑いの目を向ける様子は、旧作で探偵を務めたレナを思い出させるが、レナとは違ってトンチンカンな推理であるところは可愛らしさを感じる。
本編描写を素直に信じるなら、その後は園崎本家にやってきて、魅音と相討ちとなったわけだが、実銃を持ってて・体格差があって・ある程度の格闘技も出来て・地の利もある魅音に、相討ちとはいえ沙都子が歯向かえるとはちょっと思えない。何よりも最後の地の利についてが最悪で、園崎本家で戦う以上は沙都子得意のトラップが仕込めないという大きなハンデがある。となればやはり沙都子以外の何者かが一緒にいたと考える方が妥当だろう。じゃあ沙都子に協力しそうなのは誰かっていうと、旧作なら圧倒的に入江なんだけど、『業』のこれまでの描写を観る限りでは作業着を来た男たち(≒山狗?)っぽい。となるとやはり沙都子が黒幕(というかラムダ側の PC)という可能性が一層濃くなる。
逆張りオタクなので、黒幕沙都子の線が強くなればなるほど、単に梨花を助けようとしてるだけってのを信じたくなる。圭一を疑ったのも梨花の行方を案じてとか、本家に来たのもその一環でとか。「今度はわたくしが梨花を助けますわ!」とかめっちゃ観てみたい。まぁ鬼騙しで既に梨花を殺してそうな感じが出てるのでアレなんだけど。
まとめになってないけどまとめ
・圭一
綿騙しの主観であること、(其の参までは怪しかったが最終的には)発症を確認出来るような描写がなかったこと等からいって、恐らく描かれたこと以外の行動・発言・思考等はないと思われる。人形を魅音に与え、詩音らと共に祭具殿に侵入し、梨花ちゃんにブチギレられ、魅音と話をし、地下牢に閉じ込められ、警察に保護。
・魅音
描写だけ観れば一番怪しい人物。旧作との一番の違いは「拷問部屋を使ったということを聞いたことがない」という点。結果として詩音に対して "けじめ" 関係でわだかまりを残してそうだし、園崎ブラフを知らないのであれば発症の可能性もある。動機としては一応地下牢で圭一に語ったこと(「祟りシステムを終わらせたい」)でも納得は出来る。ただ、その場合御三家頭首はともかく、詩音や沙都子を殺す理由がよくわからなくなる。沙都子はまだ「御三家から放たれた刺客」と勘違いした可能性があるが、詩音を殺した理由はなんだろうか。「許せないこと」発言なんかを考えると寧ろ魅音が詩音に殺されそうな感じだけど。考えられるとしたら公由やお魎を手をかけた際に咎められ、逆上したという感じだろうか。L4 くらいならちょっとしたことでキレそうだし。或いはお魎や公由からの刺客と勘違いしてもおかしくないか。
個人的には、綿流し詩音と綿騙し魅音が対応するなら、「悟史が生きてた場合の詩音(がブチギレた場合)」というのが今回の魅音の姿なのかなと思った。元々魅音と詩音のスペックは詩音の方が一枚上手というだけで魅音が圧倒的に劣っているわけじゃないし、魅音の圭一への思いもひょっとしたら詩音の悟史への思いと同じくらいの物があるのかもしれないし。「悟史くんを痛い目に合わせた奴らに復習する」が「圭ちゃんを何が何でも守り通す」になった感じ。
・詩音
綿流し・目明しと違って、ミスリードではなくガチで被害者っぽい詩音。とはいえ、死体以外は入れ替わりのトリックが効きそうなのは要注意。個人的に一番気になってるのは祭りの日の夜の電話がどちらだったのかという点だ。あれが魅音のなりすましであれば詩音はあの時点で殺されてる可能性が高いし、逆に詩音本人であれば共犯説が高くなりそう。
・レナ
空気。展開上しゃあないとはいえ、圭一に小言を言う所や名探偵シーン、大石に啖呵を切るシーン等の見せ場がなくなったのは悲しい。魅音が空気だったのは今までもちょいちょいあったけど、レナがここまで空気になるのは結構珍しい気がする。とはいえ、全然描写がないので、何も考察する材料がない。
・お魎、公由
お魎が普通に死んでるの、少し笑ってしまった。てか公由以上に騒がれそうなもんだが、その辺を上手く偽装出来たのは綿流し詩音と同じ手法だろうか(婆っちゃは調子悪いから私が代役で 的な)。地下牢での「魅音」が魅音なのか詩音なのかはわからないが、どちらにしろ祟りへの恨みつらみをこれでもかと述べてたことを考えると、それ関係で殺された可能性が高い。ただ、普通に生活しててもそんなすぐ殺意に溢れるとは思えないので(特に魅音の場合)、富竹鷹野の逃亡と、それに伴う祭具殿侵入発覚が引き金になったんだろう。
・富竹、鷹野
大石から何か続報があるかと思ったが特になかった。逃亡しきれたのか、途中で捕まったのか等もわからず。行方不明・死亡者の合計は 富竹・鷹野・魅音・詩音・沙都子・梨花・お魎・公由 の合計 8 人で偶数なので、一応「祟り」と「鬼隠し」で割り切ることは可能。しかし、魅音沙都子以外は行方不明 or 死体を隠蔽した形跡あり ということを考えると、「オヤシロさまの祟り」を再現しようとする意思は感じられない(再現したいなら祟りと鬼隠しで同数にするはずなので)。この辺も「祟りシステムをぶっ壊す」という「魅音」の語った動機の説得力を上げる材料となってる。
・沙都子
相変わらずのキーパーソン。其の参までは大人しかったが、其の四で一気に動き出した。圭一へ向ける疑惑の目線、園崎本家への訪問、あたかも「魅音」と相討ちしたかのような死亡状況 etc... まぁこの子に関しては祟騙しで否が応でも追加情報が投下されるはずなので、そちら待ちということになる。
旧作の様に、「一見一つの繋がった事件のように見えて、二つの事件(発症者と鷹野)が複雑に絡まっている」という状態ならば、沙都子は「魅音」から独立して動いてそうではある。その場合はやはり、富竹と鷹野だけが沙都子案件で(或いは梨花まで含む)、それ以外の被害者は全て「魅音」案件と考えるべきだろう。となるとやっぱり一番気になるのは、沙都子と「魅音」の当事者 2 人の死に方だなぁ。本当に 2 人で争ったのか、或いは山狗(?)が偽装工作をした後なのか。山狗に別々に殺されたという可能性もあるし、或いは 2 人で山狗に立ち向かった所を返り討ちにあったという可能性だってある。結局なんもわからん。
・梨花ちゃん
我らが愛しき無能ループ系主人公。今回は遂にうんこの称号まで手に入れてしまった、かわいそうな少女。
本当に人形アドバイスだけで良かったと思ったんだろうか。皆殺しや祭囃しの記憶はどうなってるのか。
てかこれ書きながら思ったんですが、詩音から悟史への気持ちが旧作ほどでないとしたら、もしくは魅音の「圭一を守らないといけない」という気持ちがあの人形でブーストされたとしたら、梨花ちゃんの行動が逆に惨劇を招く、という仮説は本当に正しいのかもしれない。さっきも書いたが、綿騙し魅音が「悟史が生きてると知った状態で発症した旧作詩音」の IF の姿なのだとしたら、人形のせいで爆発した恋心にブレーキが効かなくなった、というのは容易に想像できる。だってあの詩音の姉(妹)なんだもの。
梨花ちゃんに話を戻すと、祟騙しでどんなアドバイスを送るのかは気になる。というか鉄平来襲を正当に防ぐには皆殺し編チャートを使うしかないわけだが、それを実行するんだろうか。或いは罪滅しとのミックスで、圭一が犯行を犯した後に部活勢皆でフォローするんだろうか(てかフォローしたのは祟殺し編でも一緒だから、その事をちゃんと圭一に伝えることが大切か)。鉄平来襲世界は「圭一が転校してこない」カケラの次に最悪、というのは旧作梨花ちゃん本人が言ってたことなので、今まで以上に積極的な介入をしなきゃいけないというのは梨花ちゃんもわかっていそうだけれども( = その分今まで以上の惨劇が起こる?)。
綿騙しの話に戻すと、相変わらず大災害は起きていないと思われる。「6 月某日」とボカシた表記だったが、大石の口ぶりからするに、圭一が自由に歩ける様になるまでにそれなりの日数を要しただろうことは察せられるので、死後 48 時間の条件は満たしているだろう。また大災害が起きていた場合、大石がそれに触れないのはおかしい。仮に大災害が起きていない場合、考えられるのは鷹野失踪がガチ or 最初からそんな作戦がなかった という2 パターンだろうか。ただ、鬼騙しの「診療所の改装」と併せて考えると、何らかのアクシデント(鷹野富竹失踪?)の影響で本当に作戦が中断 or 中止になったと考える方が自然っぽい。旧作で大災害の本領が発揮されるのはまさしく次の祟殺しなわけだけど、これまでの 2 編を踏まえると最終盤は思いっきり変わってるだろうしなぁ。出来れば旧作アニメでカットされた、祟殺し最大の魅力であるラストシーン(をモチーフにしたもの)をアニメで観たいけれど。
以上、綿騙し編までを終えての感想と雑な考察でした。
次回はいよいよ出題編の中で最もボリュームのある祟殺し、その派生の祟騙し編。
悟史や入江の登場は避けられない(はずだ)し、色々怪しい沙都子が中心にくる(はずだ)し、楽しみである。