ひぐらしのなく頃に業 綿騙し編 其の参 雑感

ようやく面白くなってきた綿騙し編。

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©2020竜騎士07ひぐらしのなく頃に製作委員会

果たして彼女は梨花ちゃんなのか黒梨花なのかゲロカスなのか。

 

 

 

基本的には綿流し編を踏襲した流れであることには違いない。
が、あくまで違いがないのは流れだけで、その内容はガラリと変わっていた。

ざっと列挙すると、
・オヤシロさま御神体が旧作と比べて左右反転 & 破損箇所が右手じゃなく頭部に。
・詩音と富竹から足音についての言及がない。
・祭具殿侵入後に魅音から「詩音に会わなかった?」と問われた後、続けて富竹鷹野についても聞かれる。
・綿流し後、前原家の前で大石と遭遇。園崎家の事情と富竹鷹野に会ったかを聞かれる。
・綿流しの夜、詩音から電話。富竹鷹野が軽トラを強奪して逃走したことを知らされる。
・綿流し翌日の時点で既に公由が行方不明になっている。
・綿流し翌日に梨花に祭具殿侵入について打ち明ける。
・この時の梨花にボコられ跡がない。
・猫の比喩を梨花から切り出すのではなく、圭一から切り出している。
・その後、黒梨花でこのカケラに関しては諦めたようなセリフ。
とこんな感じ。大雑把に分けると御神体・足音・軽トラ・黒梨花の 4 つ。それ以外では、本来 20 日に起きるはずだった出来事が 19 日(綿流し)の夜に割り振られ、21 日以降が一日前倒しになってる。

 

以下、気になった点について触れていきます。

 

 

梨花ちゃん捨てゲーモード

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©2020竜騎士07ひぐらしのなく頃に製作委員会

梨花ちゃままさかのリタイア宣言。なんかこの時点で既に壊れてない?という感じ。
それにしても、全ての行動が描かれてるわけではないとはいえ、余りにも無策に見えてしまった今回の梨花。ここまで来ると無能呼ばわりされてもしゃあないと思うんだけど、ただ単純にループしてるわけではなさそうにも思えてくる。

・祭囃しや皆殺しを経てない説
ネット上で結構ちらほら見かける説。個人的にはあまり好みではないけど、ないわけではなさそう。カケラ世界での羽入残滓とのやり取りから 58 年 6 月を一度は突破してるはずなので、今までの媒体では明かされてない方法で惨劇を突破した感じだろうか(綿流し・目明しで詩音発症後に一目散に逃げるとか)。この場合は皆殺し編で悪足掻きすることを学んでない為、今回のような投げやりになったことにも合点がいく。

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©2020竜騎士07ひぐらしのなく頃に製作委員会

……ただ、カケラ世界での「誰が古手梨花を殺すのかも(知っている)」という発言との矛盾が生じてしまうんだよなぁ。そう考えるとなさそうではある。

・鬼騙し→綿騙しの間に何周か挟んだ説
根拠があるわけじゃないんだけど、リアルタイムで視聴中にふと個人的に思ったこと。祭囃し(→賽殺し)→鬼騙し→綿騙しだとすると余りに梨花ちゃんの諦めっぷりが良すぎるので、間に何周か挟んでて、既に壊れかけてるんじゃないかっていう考え。

てか、いずれにしたって梨花ちゃんが人形以外ほぼ何もしてないのがとても気になる。前回も書いたとおり、祭具殿のイベントを防ぎたければ富竹鷹野を事前に入れてあげればいいだけだし(だからこそそれをしてないというのは皆殺し編を経ていないという仮説の根拠となる)。

 

梨花「富竹の死体がまだ見つかっていないのは珍しいけれど、あの 2 人もう死んでいるわ。詩音は生きてるはず。最もそれがあんたにとって幸運なことかは知らないけどね」

綿騙し其の参の中で最も気になったセリフ。色々解釈が成り立つのが困る。特に鷹野の死を断言してる点。

・軽口説
投げやりになってるから、このタイミングで圭一に何言っても変わんねえやってことで、特に何も考えずに発言した説。梨花ちゃん & 竜騎士なら普通にやりかねない。

・祭囃しを経てない説
祭囃しを経ていないなら旧作の黒幕のことは何も知らないわけだし、こう言っても不思議じゃない。ただやっぱり「祭囃しを経てない」という前提自体が、カケラ世界でのセリフと矛盾してるのが気になる。

・鬼騙し→綿騙しの間に何周か挟んだ説
我々視聴者が知らず梨花ちゃんだけが知っている綿騙しの知識・経験があるならば、このセリフにも頷ける。この場合は、鷹野が従来通り黒幕を努めてるという可能性が限りなく低くなり、その上梨花ちゃんもその事を把握しているという状態になる。

 

富竹鷹野による軽トラ強奪 & 逃走

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©2020竜騎士07ひぐらしのなく頃に製作委員会

いざという時に山狗と番犬を動かせる 2 人は、ある意味村の中では最も安全が確保されている立場のはず(だからこそ鷹野は富竹に目をつけたわけで)。その 2 人が揃っていなくなるというのは(それも車両強奪までして)、旧作の設定が活きているとすればよっぽどのことがあったはずである。

仮に山狗が動いていたなら、鷹野が逃げる必要性は薄い。逆に番犬が動いていたなら、今度は富竹のほうが不自然である。となると 2 人より上の立場から、何かしらの命令があったと観るべきだろうか。

ただ、鬼騙しにあった診療所の描写等を踏まえると、その前提の設定そのものがなくなっていたり大幅に変わってたりする可能性は大いにある。例えば「東京」からの指令で入江機関の解体が決まった場合、入江・鷹野の描写が不穏になるのは想像に難くない。……この場合は富竹も一緒に逃避行する理由付けが難しいかなぁ。何だかんだで彼は鷹野に籠絡されず、自分の役割を全うしたからこそ各編で殺されてしまってたわけなので。鬼騙しで圭一に「スパイっぽい」と言わせたからこそ、逆にスパイでなくなった(本当にただのカメラマン)というのはあるかもしれない。

なんにせよ、車と自転車が置きっぱ & 行方がわからない ということの答えが出たのはよかった。

 

祭具殿で詩音と富竹が物音を聞いていない
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©2020竜騎士07ひぐらしのなく頃に製作委員会

人形や御神体同様、綿騙し編で特に注目されていた要素。
予想されていた通り(?)富竹も詩音も物音についての言及はなかった。しかし、注意しなきゃいけないのは、だからといって羽入の不在が確定したわけではないということ。単純に 2 人とも発症してなかったという可能性も大いにあるし。というか富竹は『業』になってから今の所一度も喉を掻き毟ってないし、詩音も綿流し編にあった不穏な空気がない。今後圭一が発症するにしても、祭具殿時点で L3+ 以上になるとは思えないし、鷹野も同様。と考えると、羽入がいくらドタバタした所で足音なんぞ聞こえない っていう可能性は十分にある。
とはいえ、わざわざカケラ世界を描いてまで「残り香」というワードを言わせたのだから、ゲーム盤上への羽入の介入はないと考える方が自然だとは思う。

 

20 日以降の出来事の前倒し

御神体や足音や投げやり梨花ちゃんほどではないけれど、図書館や電話の一回目などが前倒しになったのも結構気になるポイントである。
ていうかありていに言えば、この辺の描写の影響で詩音発症の可能性が結構低くなってると思う。

綿流しの夜に圭一が魅音から詩音富竹鷹野について聞かれる

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©2020竜騎士07ひぐらしのなく頃に製作委員会

まず最初に引っかかったのがこれ。綿流し・目明しに於いて「魅音」が圭一にこのことを尋ねるのは 2 回あるが(綿流しの夜と翌日)、1 回目は詩音のことだけを聞いていて、富竹鷹野を含めた 3 人について聞いたのは 2 回目であった。ちなみに 1 回目の「魅音」は魅音本人であり、演舞後に皆がはぐれたからその流れで詩音の居場所を尋ねただけというのが真相(沙都子もはぐれていたというのが伏線)。2 回目の「魅音」は詩音であり、圭一に危機感と園崎家への不信感を植え付けるのが目的だった。その辺を踏まえると、この時点で「3 人」について魅音が尋ねるのは結構おかしい気がする。詩音についてはともかく、富竹鷹野についてはここで圭一に尋ねる理由がないはずだからだ。ちなみに目明し編での魅音は、富竹と鷹野が失踪したことは知っていたが、4 人が祭具殿に侵入していたことは詩音から明かされるまで知らなかった。つまりこの時点で富竹鷹野の行動について魅音が何か知ってるとしたら、その前の段階で旧作世界からの違いが生じているはずである。

図書館スキップ

次に気になったのがこれ。大石との遭遇・詩音からの電話・公由の失踪・梨花と圭一の会話等のイベントは、全て綿流し・目明しから一日ずつ早まっている。黒梨花以外の内容はほぼ同じってことを考えると、違いが生じてるのは図書館と「魅音」からの 2 回目の詰問の有無のみ。
(尺の都合で一日詰めたかっただけという可能性もあるだろうが、ここまであれだけ丁寧に原作をなぞってたことを考えると、その線は薄いと思う。)

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©2006竜騎士07ひぐらしのなく頃に製作委員会・創通

旧作で図書館に行ったのは、詩音が圭一と接触し、園崎家への不信感を煽り、彼との共同戦線を築く為だった(圭一が何者かに殺された場合そこから祟りの実行犯へ辿り着けると考えた)。詩音が発症していないとしたらこの辺の件が丸っきりカットになるのは納得できる。

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©2006竜騎士07ひぐらしのなく頃に製作委員会・創通

魅音」の 2 回目の詰問についても同じ。なぜ綿流し・目明しで詰問が 2 回生じたのかというと、先程も書いたとおり 1 回目が魅音本人・2 回目が詩音と相手が変わっていたからだ。詩音が発症していなければ魅音を地下牢に閉じ込めておくことも、「魅音」になりすまし学校へ行くことも、圭一へと探りを入れることも、全て必要なくなる。またこれらのことから、6/20 (綿流し翌日)の学校の「魅音」は綿流し・目明しと違って魅音本人である可能性が高い。

詩音からの電話

図書館スキップによる前倒しの一つ。この出来事も詩音の凶行がないと仮定すれば意味合いが大分変わってくる。元々この電話は、(詩音の立場からすれば)泳がせている圭一の現状を確認することで、雛見沢の魔の手がどこまで及んでいるかを推察するという目的があった。その為、そもそも詩音が発症していたとしても、泳がせる暇もないこのタイミングで電話をかける必要がない。

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©2020竜騎士07ひぐらしのなく頃に製作委員会

それとこの電話に関して重要なことがもう一つ、果たしてかけて来たのはどちらだったのかという点だ。目明しで詩音は親戚の宴会に巻き込まれて本家に宿泊していた為、この電話が本家からかかって来ること自体は不自然ではない。また音声のみのやり取りで服装や髪型まで替える必要はないことを考えると、魅音がなりすました可能性は低い。
とはいえ仮にここにも反転が作用するなら…… と考えると魅音の可能性を捨てきることは出来ない。ていうか詩音が電話をかける理由が余り見当たらないので、普通に魅音が怪しく思えてしまう。仮にこれが魅音からの電話だったとすれば、何らかの理由で詩音の服装に着替える必要性があったということになる。即ち圭一以外の誰かと「詩音」として接触したということだ(それも電話でなく直接会って)。選択肢として思いつくのは、公由富竹鷹野大石辺りだろうか。普通に考えるとやっぱり公由の可能性が高いかなぁ。

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©2020竜騎士07ひぐらしのなく頃に製作委員会

顔が映らないのも気になる。綿流しと目明しでは入れ替えがキモなのでここにサスペンスの演出を持ってくるのは正しいと思うし、実際に圭一の不安感をよく煽れていると思うので、演出としては普通に成功してると思うが。ただの演出以上の意味があるのかどうか。わかりやすい謎の提示なのか、それともミスリードなのか。

公由の失踪

他と同様、図書館スキップによって失踪までの時間が一日早まったわけだが、これもかなり引っかかる変更点である。そもそも目明しで詩音が公由を拉致監禁した理由は、彼が "雛見沢の暗部(連続怪死事件の実行犯)" と強く結びついている(お魎との仲介をしてる or それについて詳しく知っている)と詩音が推理したからだ(直接的なトリガーは詩音の地雷(悟史)を踏み抜いたからだけど)。更にいうと、詩音が園崎家への疑念を強めるのは、綿流しの日の深夜にお魎と魅音が話してるのを聞いてからである。その辺の順序を踏まえるならば、祭り→宴会→お魎と魅音の会話→お魎と魅音を拉致→公由を拉致という段取りになるわけだが、これを一晩でやったとは(いくら詩音といえども)考えづらい。「お魎魅音経由で事情を知る」というステップを踏まない魅音のほうが犯行に移りやすいことは確かである。
ルール Z 反転説(園崎家がブラフでなくガチで手を下してる)が正しいなら、割とすんなり納得できてしまう。

梨花と圭一の会話

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©2020竜騎士07ひぐらしのなく頃に製作委員会

そして今回一番衝撃的だった、梨花と圭一の会話シーン。綿流し・目明しでは、ビビってる圭一に梨花が猫の例えを用いて優しく諭すわけだが、まさしくそれを反転させたかの如く、猫の例えを持ち出した圭一を梨花が一蹴し、リタイア宣言をぶちまける。

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©2020竜騎士07ひぐらしのなく頃に製作委員会
©2007竜騎士07/雛見沢御三家

ここでまず気になるのは梨花ちゃんにボコられ跡がない所。目明し編では、「魅音」に扮する詩音から「(祟りについて何も知らないと)白を切っている」と思い込まれボコボコにされる。その跡がないということは、単純に考えると詩音からボコられてないということになる。加えて、綿騙しでのこの日学校に来ていた「魅音」が魅音本人である可能性が高くなる。というのも魅音本人であれば梨花が祟りに関係ないことなど百も承知で、わざわざこのタイミングで詰問する理由も、白を切ってると思い込む理由もないからだ。

発言の内容は、「鷹野の死」が最も気になるというのは先述した通り。それ以外の内容は、一応「梨花ちゃんは綿流し・目明しと思い込んでいる」と仮定すれば、まぁ納得できる内容ではある。詩音が発症する従来のカケラであれば、「詩音はまだ生きてる」し、それが圭一にとって「幸運なこと」かどうかはわからない(というかこういう言い方をする時点で結果的には圭一にとって不幸と言ってるようなもの)。祭具殿に入った時点で詰み(村中が敵になり疑心暗鬼が加速する)なので、そこをなじのもわかる。まぁそれにしたってお前なら防げたやろ、というツッコミは依然として成立するわけだけど。

圭一発症説
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©2020竜騎士07ひぐらしのなく頃に製作委員会

これに関連しての仮説。祭具殿内での様子や、電話シーンでのスポット等から、少なくとも鬼騙し編よりは圭一が焦ってそうな印象は受ける。割と可能性の高い仮説だと思うが、この場合気になるのは梨花の発言だ。「あんたが何を心配してもしなくても、もう全て終わっているわ」というセリフは惨劇を起こす側よりも被害者側へいいそうなセリフである。即ち、この仮説が正しいのなら、梨花は(ただの鬼隠しだと思った前回の様に)ただの綿流し編だと勘違いしてたという可能性が高くなる。学習して欲しい。

個人的に気になるのは、現時点でフラッシュバックが起きてない所。また、鬼騙しレナのようなボーッとした描写・体調を崩してそうな描写が圭一にない所も気になる。

 

沙都子・御神体関係
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©2020竜騎士07ひぐらしのなく頃に製作委員会

其の参放送前に最も注目されてたのがこれ。反転説の強い裏付けとなるため注目していたが、ぱっと見は予想通り、だけど実際は損傷箇所が右腕から頭部へと変わってるという爆弾付きだった。

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©2006竜騎士07/ひぐらしのなく頃に製作委員会・創通

御神体を壊したことが沙都子の人生にどう影響したか、というのは祟殺し編で詳しく語られている。かくれんぼ中に祭具電に侵入して御神体の右腕を折ってしまった沙都子だが、当時の神主であった梨花の父はそれを自分の娘(梨花)の仕業だと勘違いし、強く罰した。その結果「親友に罪をなすりつけてしまったこと」に罪悪感を覚え、またそれ以降祟りへの恐怖に怯えることとなった。特に両親・叔母・兄と肉親を立て続けに失ったことは、彼女に祟りの実在性を強く感じさせる結果となった。

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©2020竜騎士07ひぐらしのなく頃に製作委員会

それを踏まえて、"ぱっと見ではわからないが実は頭部が割れている御神体" というものを観てみると、実に示唆的だとは思う。誰が割ったのか、誰が元の位置に戻したのか、その辺が明らかにならない限りは何もわからないけど、仮に沙都子が割って、梨花梨花父にバレず元の位置に戻したのなら、原作沙都子とはそこそこ違いが生まれそうである。少なくとも梨花が代わりに怒られないので、そこへの罪悪感は生まれないし。逆に梨花だけにバレて 2 人だけの秘密にした とかなら、2 人の絆は旧作以上に強くなってそう。

・有刺鉄線電流爆破濁流殺人扇風機ドッジボール

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©2020竜騎士07ひぐらしのなく頃に製作委員会

有刺鉄線 …… 園崎家
電流 …… スタンガン
爆破 …… レナ
濁流 …… 沙都子両親
殺人扇風機 …… ラムダデルタのお気に入り
この辺に食いついてしまうのがオタクの悲しき習性である。流石にこれが惨劇に直接関わってくるとは思えないけど、沙都子とラムダの関係性を匂わせる一つの補助線にはなると思う。

梨花ちゃん NPC

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©2020竜騎士07ひぐらしのなく頃に製作委員会

沙都子なのかレナなのか鷹野なのかはわからないけど PC が別にいる場合、梨花ちゃんは「ループしている」という知識だけを持った NPC ではないか という考え。だとすれば、ゲーム盤外(つまり我々)にミスリードさせるような発言をボロボロするのもわかるし、そこはかとなく無能ムーブが目立つのもわかる(NPC がいくら積極的に行動したところで事態は改善しないため)。鬼隠しや綿流しといった正当ルートと思い込んでるのも NPC っぽい。

 

 

 

ということで綿騙し 其の四の雑感でした。
PV を観る限りだと梯子ガタガタや地下牢なんかはあるのが確定してるっぽいので、今回と同様に大枠は同じだけど中身が違うっていう展開かなぁ、と予想しています。ただ梯子のシーンが昼になってるのが気になる所ではあるけど。