アイカツオンパレード! 25 話『光る未来へ』 & 全体感想

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完・『アイカツオンパレード!』。
そして 7 年半の地上波放送ありがとうございました!『アイカツ!シリーズ』。
また秋からよろしくね!って感じ(ではないけど)の最終話。

 

えー、放送から既に 3 週間以上も過ぎてしまいました。更新が遅れて申し訳ありません。
動画作りをしたり、そもそもこの感想の構成を 2 回くらい練り直したりしていました。
というのも、最初は『フレンズ!』の感想同様、最終話と全体の感想を分けて書く予定だったのですが、
(この記事のタイトルにあるように)それを一つの記事にまとめることにしました。
色々と構想とか下書きとかやってるうちに「全体を切り離して描くの無理だな」と思ってしまったので。

ということで、最終話と『オンパレード!』全体の感想を書いていきたいと思います。

追記 20/04/19
結構内容を絞ったつもりだったんですが、いつの間にか調子に乗って色々書きすぎてたみたいで、とんでもない字数になってしまいました。
あと全体感想の方に傾きすぎて、最終話のことはほとんど書いてないので、そちらを期待していた人には申し訳ありません。

 

 

 

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まずは軽く最終話のおさらいを。

主に描かれたのは、歴代主人公全員によるライブとその準備をしながら『SHINING LINE*』の話をする様子、その裏での "なんちゃって SF" の種明かし、そして "別れ" とその後のエピローグ といった感じだ。

アイカツ!シリーズ』の最終回っていうと、描かれるエピソードは比較的軽いものが多く、雰囲気としてはエピローグに終始しているものが多い。『アイカツ!』 178 話然り、『スターズ!』 100 話然り、『フレンズ!』 76 話然り。また年度毎の締めで観ても『アイカツ!』 50 話以外は内容的には軽いお話ばかりだ。

その流れからすると "主人公全員でのライブ" はそれっぽい感じがするが、『SHINING LINE*』の概念をこれでもかとねじ込んで来たり、"別れ" のしんみりした感じをはっきり描いたのは、"らしくない" 最終回だったなと感じた。まぁそれ自体が良い悪いの話ではなく、あくまで "らしくない" というだけの話なんだけど。

 

 

このブログでは幾度となく "姫石らきの物語" "なんちゃって SF" "オールスター展開" を『アイカツオンパレード!』の三大要素として扱ってきた。正直な話、これらの本編中での扱いは全く等価じゃなかったので、ここに関しては結構な読み違いだったなと思う。三大要素じゃなくて、せいぜいメインのらき軸と、舞台装置・舞台設定としての SF・オールスターだったなと。けどまぁ、このスタンスでここまで感想を書いてきたのも事実なので、この 3 つの要素についての感想をまとめたいと思う。

 

 

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ぶっちゃけ、放送前はここまでらきちゃん方面のお話が掘り下げられるとは思っておらず、もっとお祭り寄りにシフトした作品になるのかと思っていた。

アイカツオンパレード! 13 話『らきとツバサのドレス』感想 - アニメ雑感記

これまた何度もブログに書いてきたことだが、ただのお祭り作品になることを危惧していた私にとって、らきちゃん方面のお話をここまで展開してくれたのは嬉しい誤算だった。『アイカツフレンズ!』という看板を下ろすこと・姫石らきという新キャラを用意して PP を主人公じゃなくすること そういったことの意味はそれなりに描けていたと思う。

 

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"姫石らきの物語" を語る上で一番大切なのは、やはりデザイナーの文脈だろう。そしてこの点に関しては、決して多くない尺の中でよく描かれていたと思う。

勿論、一話単位で観た場合に気になる所(というか気に入らない所)がなかったわけではない。特に「初めての自分だけの PR ドレス」を作るという紛うことなき最大の勝負回たる 18 話が、他の高火力要素に押しつぶされた様に感じたのは、一番残念だったポイントだ。他にもラブリークイーンコーデを作った 13 話なんかは、どうも(9 話から続いた)エルザ周りの描写等が気になってしまい、個人的には余り響かなかった。

逆に、パステルフィンピスケスを作った 8 話と、リボンエメラルドを作った 16 話は、『オンパレード!』全体の中でも特に面白いお話だった。というか、基本的に『フレンズ!』の人間であるらきちゃんにとって『スターズ!』の(というかエルザの)理不尽は合わないんだろうな、というのは感じた。逆に空気感の近い『アイカツ!』寄りのお話は、それなりに肌に合っていたんだろう。

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このように、個別で観た場合は色々思う所があったのは事実だ。しかし、全体で観た場合にはやっぱりよく描けていたと思う。ドレス制作回以外でもデザインやドレスの文脈に頻繁に触れさせ、細かな描写を積み重ね、そして勝負のドレス制作回で感情の起伏を生むドラマを描く。そういった部分をちゃんと抑えて、一つの小さな物語を作れていたように感じる。

 

じゃあ『オンパレード!』で描かれた "姫石らきの物語" に何も不満がなかったかっていうと、そうじゃない。やっぱりデザイナーとしての文脈だけじゃ片手落ちであり、圧倒的に "アイドル" としての文脈が・物語が足りてなかったように思う。

これが小春ちゃんやそらちゃんの様な、"メイン勢のデザイナー担当" であればいうことはない。いちキャラクターとしては十分すぎるほどの物語を語れていたと思う。が、彼女は PP からバトンを譲り受けた 6 人目の主人公なのだ。そうするとやっぱり、"アイドル姫石らき" としての姿をもっと描いて欲しかったように思う。

 

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らきちゃんがアイカツ!してる姿が全く描かれなかったわけではない。色んなイベントやフェスに行き、時にレポーターとして、時に演者として参加していた姿は描かれていた。が、デザイナーエピソードに於けるドレス制作回のような勝負回は、「(作中イベントの)アイカツオンパレード!」まで描かれてなかった様に思う。

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作品前半の、世界線が統合される前までには、そういう "アイドルとして学びを得るお話" もあった。特に 6 話と 7 話はよく出来ていて、現地キャラ(ツバサ、いちご)の扱い方やらきちゃんの得る学びの大きさ、ドラマやエピソードの面白さ等々 とてもいいお話だったように思う。統合後のお話でも、アイカツ!の原点たる「ファンのため」を強く濃く描いた 15 話や、『アイカツ!』の文脈を盛大に引っ張ってきながらもらきちゃん中心のエピソードを見事に描きあげた 22 話なんかはとても良く出来ていたと思う。

こういうふうに書くと「アイドルの文脈もなんだかんだ良さそうじゃん」と思うかもしれない。しかし、全体を通しで観ると、やはりデザイナーの文脈に比べてかなり見劣りしてしまう。その原因は単純で、デザイナーエピソードに比べて尺が圧倒的に少ないせいだ。

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まぁキャラクターが最初に掲げてる夢が「自分だけの PR ドレスを作ること」なので、そっちに重点がいくのは当然ではある。だから大切なのは 18 話の後、PR ドレスを作りデザイナーとしての物語に一つの区切りをつけた後に、どんな(アイドルの文脈の)物語を展開していくか という点だ。

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その流れを受けて作中でらきちゃんが掲げたのが "「おっきなイベント」の企画・開催" という目標だったが、そこへの持って行き方がマズかったように思う。ていうかぶっちゃけ 17-20 話(※除 18 話)の虚無フェスが本当に虚無だったのが大きすぎるように感じる。あれだけのお祭り要素を連発してきての「おっきなイベント」だから、当然ながらそれぞれのフェスで色々学んだり、影響を受けたりしたらきちゃんが「オンパレード!」を企画する っていう流れにしたかったんだとは思うんだけど……。

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正直、目標を掲げたは良いものの、それに向けて何か頑張ってるようには見えなかった。或いは様々なフェスに参加・協力していく中で「おっきなイベント」の素晴らしさに目覚めていく というような方向性でもなかった。ロコドル回である 20 話は、エピローグだけ観ればそれに近い内容に思えるが、実際に本編で描かれたのはイベント云々じゃなく、ただのアクシデントとラッキーだった。寧ろあそこであいねちゃんや他の子達の頑張りをらきちゃんに見せるべきだったんじゃないのか?と今更ながら思ってしまう。

バレンタイン・ロコドル・運動会 と同じ様なイベント回を繰り返すのなら、その過程でイベントの企画や運営についてらきちゃんが色々学んで行く様子を、サンメガミ回の時のように入れられなかったのかと思ってしまう。

アイカツオンパレード! 22 話『全員集合!オンパレード!』感想 - アニメ雑感記
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そして虚無な話を 3 話続けてやったが為に、21 話と 22 話でその辺を無理くり回収しなければいけなかった、という風な印象を個人的には受けた。虚無フェスの中でももうちょい "イベント" というモノに向き合ったり、或いはサンメガミ回ような熱量でファンに接する回があれば、終盤の方の跳ね方も変わっていただろうなぁ、と思わざるを得ない。

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この辺の流れを切り離して考えた時、最終話で「姫石らきのファン」の存在を描いたのは非常に良い構成だったと思う。小島こころちゃんが今後どういう立ち位置になるのかはわからないが、最終話というタイミングで出すことで、ご褒美感というか、らきちゃんの今までの頑張りが目に見える形になった感じがしてよかった。
ただじゃあ、切り離さないで考えた場合はどうかっていうと、やっぱり "アイドル" としての文脈の薄さがどうしても気になってしまう。虚無フェスが虚無で終わってなければなぁ……。
出来ればリルリボンを作り終えたくらいから、アイドル方面のお話もやっていって欲しかった。
サンメガミ回~アイカツオンパレード!開催までの間に、アイドルとしての歩みがなさすぎたのだ。

初期いちご以上のノーブレーキング情動主義と、いいこと占いの擬人化かよってくらいの超絶ポジティブによって、良縁とか結果が出たりしたこととかを「"ラッキーである" と認識している」というのが正しい理解かもしれない。

アイカツオンパレード! 3 話『マーメイドはとつぜんに』感想 - アニメ雑感記
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あ、最終話でこの辺を拾ってくれたのは普通に良かったです。
「ラッキーじゃなくて真っ当に頑張ってるだけでは?」ってのはずっと思ってたことなので。

 

 

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"姫石らきの物語" に於ける起伏や、或いはそれを起こしてきたものは何かって話だ。一つの候補として、先述の "なんちゃって SF" ≒ 姫石さあや にはその雰囲気があった。しかし、20 話を過ぎた現時点でかつてのブリザードや "力" のように正面から向き合うような展開にはなっていない為、やっぱり "なんちゃって SF" は(アイカツシステムのような)便利な道具の枠を出てない気がする。

アイカツオンパレード! 22 話『全員集合!オンパレード!』感想 - アニメ雑感記

三大要素の 2 つ目、"なんちゃって SF" について。
ともすれば、ブリザードや "力" のような、物語にドラマをもたらす障害になりえたモノだったが、最終的には単なる舞台装置に収まった感じだ。これに関しては一種の逃げと捉える人もいるかもしれないが、個人的には良い判断だったように思う。先述の通り、らきちゃんのアイドルとしての物語にすら手一杯になってたのに、そこに SF 的謎解きも載せるのはいくらなんでも過積載すぎるからだ。あと単純に、『アイカツ!シリーズ』でこういう所の話を膨らませても、面白くはならなそうだし。

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さあやお姉ちゃんの真意や最後のオチなんかも、よく言えば王道・悪く言えば凡庸で予想の範囲を出ないモノになってしまったけど、『SHINING LINE*』というシリーズ最強文脈を引っ提げてきたことで、それなりの形には成っていたと思う。

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ただまぁ、この最後の最後の場面で PP だけ何もないの、結構悲しい。
その前に私達はずっと一緒的なこと言ってるから OK てことなんか?
ってかこういう展開だと同じ世界にいる PP の記憶がどうなってるのかっていうのが真っ先に気になるよね。
「そういう作品ではない」ということなんだろうけど。

閑話

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どうでもいいけど、『SHINING LINE*』的な話をしてる時にしれっとエルザとアイビリーブが混ざってるのが面白かったです。あんたら別にどの主人公とも憧れのラインでは繋がってないやろ。

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あと「らきの夢を応援する為(に世界線を統合した)」という動機、ともすれば SH 学園の育成能力にケチつけてるってことになるので、ちょっと笑ってしまった。

 

 

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そして『オンパレード!』一番の特徴である "オールスター展開" について。
最大の目玉であることは確かだが、一方で最大の戦犯ともいえると思う。というのも、『オンパレード!』の苦しすぎる尺管理は、明らかにオールスター要素による圧迫が原因だったからだ。歴代主人公からサブキャラから非アイドルに至るまで、あらゆるキャラの見せ場や出番を作る為に色々苦心していた印象がある。ステージパートについての詳細は後述するが、こちらもノルマがあっただろうなというのは見て取れて、終盤の虚無フェスの頃には大分その影響でお話の展開が左右されていた。

オールスター要素は、世界線の統合以降に強く推し出された。これは当然で、世界線が別々のままならオールスターのキモである作品間の交流がなされない( or なしにくい)為だ。そういう部分を意識して作られたのが、『アイカツ!シリーズ』史上最大規模のイベントがあった 12 話であったり、このブログで虚無フェスと呼んでいる一連のお話だったりするんだろう。というか、内容が虚無っていてもいなくても、第 2 クールは基本的にオールスターを意識した話作りがされていた。

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これは私個人の好みの話になってしまうが、正直この方向性のお話はつまらなかった。勿論、全部が全部 というわけではない。先の繰り返しになるが、サンメガミ回である 15 話なんかは らきちゃんの学び・文脈引用・オールスター要素 のバランスが取れていてとてもいいお話に思えた。リボンエメラルドを制作した 16 話も、オールスター要素を下敷きにしつつ、らきちゃんに焦点を当ててお話を作れていた。或いは、骨太エピソードがなくてお祭りに終始した回であっても、クリスマス(12 話)やその準備回(10-11 話)は "オールスター展開を推し進める" という意義があるので必要性を感じる。ゴシックウォーズ(17 話)のような回も、単発で差し込むのならアクセントとしてありだったろう。ただ、残念ながら終盤は、同じような "特に学びがないお祭り回" が連発されてしまった。個人的には、この虚無フェス期間でだいぶテンションが下がってしまったのは否めない。

時期も悪かった。最大の勝負回だったはずの 18 話が、詰め込みすぎで思った以上に跳ねず、でもそれまでの最大の軸であるデザイナーエピソードの決着が付いて、「これからどういうふうに展開していくんだろう」というタイミングでの虚無連発。この影響で、視聴する際のテンションやスタンスが迷子になってしまったというのが本音だ。またもや話が戻ってしまうが、やっぱりこの辺りでもう少し「オンパレード開催」に繋がる描写・エピソードを入れて欲しかったように思う。

 

オールスターについていうと、せっかくなので各世代・各主人公毎についても触れておきたい。

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まずは何と言っても『シリーズ』の顔にして偉大なる初代主人公・星宮いちごについて。
彼女の場合は、なんというか、文字通り "格" の違う扱い・描かれ方をされていた感じだ。一話丸々専用エピソード(7 話)を貰ったことからもそれはわかる。そして何よりその 7 話が本当に面白かった。

閑話

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新規ステージや新曲自体は他にも貰えてる子はいるが、ソロで新曲を貰ったのは星宮いちごただ一人だ。
(リソースの問題もあるだろうが)この辺の扱いからも、格の高さが伺えるところ。

ぶっちゃけると、私が『星のツバサ』に一番最初に期待していたのは、お下がり S4 から徐々に赤服を着こなしていくまでのプロセスだった(だから『星ツバ』で挑戦者視点が続いた当初は結構戸惑った)。彼女が一番星になるために適切な物語をきちんと紡いでこられたのか、正直それには今でも疑問符をつけてしまう。でも、(一番見たかったプロセスを飛ばされてしまったとしても)その結果辿り着いた地点が今の彼女であるなら、それを観られたのは幸福なことだなと思った。

アイカツオンパレード! 2 話『ワクワクインスピレーション』感想 - アニメ雑感記
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次に印象に残ったのが、我らが一番星・虹野ゆめだ。
彼女の場合はいちごちゃんの様に丸々一話専用エピを貰えたわけではない(そもそも丸々一話貰えたのが全キャラ中いちごのみ)。けど、ある時はみおちゃんの不安を受け止めたり、ある時はらきちゃんの手を引いたり、定期的に頼もしい姿を見せてくれていた。いちごちゃんに比べると確かに薄味なんだけど、それでも「26-27 代目 歌組 S4」として頼れる姿を描いてくれたのは、個人的にとても嬉しかった。本編では叶わなかった、キャラクターの "その後" を観ることが出来るというのは、こういう作品ならではだと思う。

だからこそ最後に見せた彼女の涙、その先にある姿を再び描いてもらえる機会に出会えたっていうのは、とても幸福なことだと思う。

アイカツオンパレード! 9 話『乗っちゃお!ビッグウェーブ』感想 - アニメ雑感記
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同じ "その後" に関する話で、切り離す事の出来ないキャラクターといえば、やはりエルザ フォルテだろう。上に引用した 9 話の感想にも書いたように、"その後" を描いてもらえる機会に出会えたこと、それ自体はとても良かったと思う。『星のツバサ』での彼女の立ち位置が余りにもかわいそうだったので。しかし、その描かれた内容に目を向けると、正直「うーん」という何とも煮え切らない思いを抱いてしまう。最後の方にこそ何か改心しているかのような所作を見せてくれたが、圧倒的説明不足とよくわからない理不尽さは健在のままだったし。もっと色々喋らせて欲しかったように思う。

が、それ以上にやっぱ "桜庭ローラ" は『スターズ!』ファンにとっては特大の感情爆弾なのだ。ある意味、"虹野ゆめ" 以上に感情を動かしうる存在なのだ。

アイカツオンパレード! 4 話『感じちゃお!アツい風』感想 - アニメ雑感記
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そして、この話題で欠かせないもう一人の人物が、同じ『スターズ!』出身の桜庭ローラだ。まぁ、これまた何度もブログに書いてきたことだが、『オンパレード!』で最もガッカリしたのがローラの扱いだった。初登場から雑だったし、ソロステージはまさかの一年目のステージ、らきちゃんとの絡みも着ぐるみ関係を除いては特になく、何というかとても肩透かしを食らった。

ローラがアドバイスを出せそうな所といえば、やはり"個性"にまつわるところだろうけど、らきちゃんはそこで悩むタイプではなさそうだし、ましてやその文脈だと『大空あかり』という大きなライバルがいる。

アイカツオンパレード! 11 話『ちゃお☆ニューワールド!』感想 - アニメ雑感記

これまでも今回もボロクソに書いてきたが、全く擁護出来ないというわけではない。というか扱いの難しいキャラクターだったことは事実だ。上に引用したように、ローラの文脈上の強みといえば "個性" になるわけだけど、らきちゃんはその方向性で悩むようなキャラクターではない。仮にそちら方向で話を進めようにも、同じメンター候補にはあかりちゃんという強力なライバルがいる。対照的に、デザインという分野で接点を持っていた真昼・小春は、らきちゃんと絡むという点ではかなり有利だった訳だ。あこちゃんもローラ同様、らきちゃんとの接点を持ちにくいキャラで、独自文脈のお芝居に関しては 3 話で少し触れた程度であった。しかし、サンメガミ回(15 話)できららを引っ提げて "ファンとの交流" という方向から絡んだことで、一定以上の存在感を示せていたと思う。そう考えると、ローラを特別にピックアップして活かすのは、やはり結構難しい。

ステージ以外の部分に関しても、塩梅が難しい所だとは思う。余りゆめちゃんやローラの感情に寄ってしまうと、それは『オンパレード!』ではなく『スターズ!』になってしまうためだ。

アイカツオンパレード! 11 話『ちゃお☆ニューワールド!』感想 -アニメ雑感記
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また、ゆめロラに寄ればいくらでもお話は作れるだろうが、そこに寄りすぎるのもよくない。何故なら本作は『アイカツオンパレード!』であり、その主人公は姫石らきちゃんであるからだ。最終話の一番最後にこれみよがしに再会させてみせたのも、後は終幕を迎えるだけだったからこそ出来たことだろう。それにしても見せ場らしい見せ場が最後にしかないってのは、最高に最悪な『アイカツスターズ!』らしさであり、桜庭ローラらしさである。それが『オンパレード!』及び姫石らきに無関係な所も含めて。

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話を戻して『スターズ!』以外の世代に触れると、みおちゃんもそれなりに存在感のある主人公だった。
真面目で常識もある所は、SF やらきちゃんの情動主義に振り回される上で輝く属性であるし、先輩デザイナーという立ち位置も強かった。時にアドバイスをし、時にブレーキを踏み、時に褒めてあげるってのは、地味であったとはいえ明確な役割を感じられた。個別のエピソードで何か強い役目を担っていたわけではないが、節目節目で適度に仕事をしてくれたので、存在感が消えずに済んでいた。

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残りの 2 人、あかりちゃんとあいねちゃんの存在感はぶっちぎりで薄かったように思う。
あかりちゃんは登場回のハロウィン回(5 話)でコラボステージを披露してくれたが、ストーリー上ではスミレちゃんの方がらきちゃんと絡んでいたし。11 話で披露したゆめちゃんとのコラボ新曲『Future jewel』はメッセージ性のとても強いナンバーだったが、特にそれを支えるようなエピソードは描かれなかったし。
ただ、それ以上に薄く感じたのがあいねちゃんだった。あいねちゃんとあかりちゃんの一番の違いは、みおちゃんの様な比較対象がいるかどうかだと思う。ぶっちゃけ存在感の薄さ自体はあいねちゃんもあかりちゃんも大差ないと思うが、みおちゃんがそこそこ目立っていただけに、あいねちゃんの薄さがより際立った感じだ。
あいねちゃんに関して付け加えると、(これも何度かブログに書いたが)オールスター要素がトモダチカラを活かしにくい環境だったということも大きい。『シリーズ』のアイドルは基本的に良い子ばかりなのであの超絶コミュ力を発揮する必要はないし、(『フレンズ!』一年目のように)あいねちゃんの人脈を使って問題解決!をやりたくても、それが出来そうなシチュエーションでは他キャラの出番・見せ場を優先する展開になっていた。後はらきちゃんがソロであった為、「フレンズ」としての文脈が使えなかったというのもある。

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あかりちゃんは「オンパレード!」の時にいちごちゃんへの憧れを語ったり、あいねちゃんはリボンエメラルドを作る時にハピネスギフトのことを語ったり、見せ場が全くなかったというわけではないんですけどね。

 

 

 

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ステージパートについて。

『オンパレード!』に於けるステージは、過去作とは少し扱いが違っていた。
まずその大半が過去作からの流用であるということ。そして三ノ輪ヒカリとマスカレードを除いて、過去作でステージを披露したことのあるキャラクターには、全員に少なくとも一回以上のステージがあったこと。また『アイカツ! 1st シーズン(1-50 話)』のステージは流用の対象になっていなかったということ(モデルの作り方が 2nd 以降と違う為だろう。ヒカリら 3 人のステージがなかったのもこれが理由と思われる)。

オールスターの項でも書いたが、このステージノルマに左右される形でキャスティングやエピソードの展開が成されていた(と感じた)回が多々あった。これに関しては正直残念に思ったが、一方で "オールスター" を掲げる作品である以上、仕方ないと思うところもある。 

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ただ一部のステージの選出に関しては疑問を覚えた。まどろっこしいこと抜きにして書くと、『スターズ!』一年目ステージが何故選ばれたのかという点だ。詳しくは 3 話の感想に書いたが、『スターズ!』のオーラ表現はキャラクターの成長度合いとリンクしてるので、一年目のステージ(と演出)を見せられるとそれだけで成長がリセットされたように感じるのだ。あこちゃんの二年目ソロステージがないのとかは『オンパレード!』じゃなく『星のツバサ』の抱える問題点だが、ゆずっとリリィ☆やローラのステージまで一年目が使われた理由は全くわからなかった。あかり・ゆめ・あいねの髪型以外には特に気を配らなかったのかなぁ、とか思う。

hm-htn.hatenablog.com

 

ステージに関して細かい数字を書いておくと。
新規ステージは全部で 16 ステージ。ただ 1 話の『みんなみんな!(JLR)』や、全 5 着分の『君の Entrance』と言ったように、単なる衣装違いのようなものもある。その辺りを差し引くと実質的な新規ステージの数は 11 ステージといったところか(『みんなみんな!』で -1『君の Entrance』で -4)。また、この中でコラボステージ(作品間をまたいだメンバーによるステージと定義)は 9 ステージあった。
なお新曲は『君の Entrance』『アコガレカスタマイズ☆』『Future jewel』『正義のキモチ』の 4 曲あった。

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各主人公別の数字は上の通り。らきちゃんが多いのは『君の Entrance』の影響、みおちゃんの新規が多いのは『みんなみんな!』と『STARDOM !』の 2 曲の影響だろう。反面、やはりというかステージ回数が一番少ないのはあかりちゃんだ。といってもあいねちゃんとの差は 1 ステージ分だけで、それはそのまんまクリスマスステージの差だろう(あかジェネと NVA 勢だけ手描きだった)。

 

今回は『星宮いちご』のお話を丸々一話ガッツリやった上で 3 曲まとめたステージパートという構成だったので、いってしまえば『オンパレード!』以前の馴染み深いリズムだったように思う。

アイカツオンパレード! 7 話『かがやく三つの太陽』感想 - アニメ雑感記

今回も 7 話と同じく、B パートの一箇所にステージをまとめた構成だった。やっぱり、 A パートで問題発生→CM→B パートで頑張る→ステージ→締め という構成は馴染み深いし、テンポがいいように感じる(今回は頑張る所まで A パートだったが)。

アイカツオンパレード! 22 話『全員集合!オンパレード!』感想 - アニメ雑感記

ステージに関してはもう一つ。一話の中に於ける構成上の立ち位置についても触れておく。
『オンパレード!』は(1・25 話を除いて) 3 ステージ構成となっており、その基本構成は A パートと B パートに最低 1 つずつ・残りの 1 つは場合により A だったり B だったり となっていた。この構成は 3 つのステージを凡そ等価に扱い、バランス良く配置したものであるといえる。しかしこの構成は、ステージによってエピソードがぶつ切りになりがちという問題点も抱えていた(無論そうなってない回もある)。それぞれのステージに向けて小エピソードが展開されていて、まとまった一つのお話ではなく複数の小さなお話が集まったように見える回が散見されたのだ。その結果として、一話通しで観た場合も何だか間延びした印象を受け、中だるみを起こしやすい構成になっていたと思う。

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©BNP/BANDAI, DENTSU, TV TOKYO

そんな中で、ステージパートの構成が光って見えたのが、上に引用した 7 話と 22 話だ。この 2 話は一話の中に 3 ステージを散らして配置するのではなく、B パート中盤以降に 3 ステージ共まとめて置くという構成をしていた。こうすることで、A パート→CM→B パート→ステージ→エピローグ という『オンパレード!』以前の構成に近いものを再現していた。また、この構成を取る利点として、A・B パートをまたいだエピソードを展開しやすいというものもある。視聴者側も、一回一回ステージパートに気を取られることがないので、エピソードに集中しやすくなっているのだ。

勿論、サンメガミ回の様に 3 ステージを散らした構成であっても、いいエピソードを描けている回はあった。ただ、どうせ 3 ステージノルマがあるのなら、もっと色々なパターンを観たかったというのはある。或いは、制作側は色々工夫を凝らしていたのかもしれないが、そこにエピソードと連動してよりお話を面白くするような効果があるとは、私には感じられなかった(逆に 7・22 話は構成の妙をお話からも感じられた)。

 

 

 

以上、とても長くなりましたが、『オンパレード!』主要 三要素についての私なりの感想でした。

以下、最終話関係のちょっとどうでもいいことを羅列。

12/7 生まれの射手座という設定にも関わらず、「私もいちごちゃんと同じ魚座なんだよねー」というセリフがあったことで、一部では設定ミスではないかとか脚本のミスではないかとかの声があるようで。
じゃあ私はどう思ったかって話ですが、普通にらきちゃんが勘違いしてるだけで、これ以降の展開でどっか指摘される伏線じゃねえの としか思いませんでした。

アイカツオンパレード! 8 話『作っちゃお!ラッキードレス』感想 - アニメ雑感記

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これに関しては見事なまでに読みを外しました。まさかの放置とは。
ひょっとして、"光るアイカツパス" 関係のアレコレで本編中は時間軸が狂ってたという伏線だった……?

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最終話にらきちゃんのフィッティングシーンを用意したのは、(作画パートのみで CG パートはないとはいえ)良い演出だったと思います。それまでやってなかったのを逆手に取って、最後だけやる事で意味をもたせる、っていうのは一つの王道演出なので。

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冒頭、木陰の下だからか前髪シャドウのない主人公たち。『フレンズ!』組は新鮮に映るし、『アイカツ!』『スターズ!』組は懐かしい感じ。やっぱり影がないほうが軽やかな印象がする。『フレンズ!』タイプの絵にも大分慣れたし、どちらにもいい所はあると思うけど、二択なら影のないほうが好きだなぁ。

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『シリーズ』が誇るグレート・マザー 2 人の邂逅。
というかユキエさんて世界レベルのスターだから、キャリアなら『シリーズ』最強なのか。

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最後の最後に中の人ネタ。ジェネリック アイビリーブ結成。

 

 

 

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あとがき。

私の『オンパレード!』の感想を一言で表すなら
「思った以上によく出来てたけど、だからこそもうちょい欲しかった」ていう感じです。

またまたまた繰り返しになりますが、放送前はもっとお祭り寄り・オールスター推しの作品になると思っていました。なのでドレスデザインを軸にらきちゃんにちゃんとスポットを当ててあげて、物語を描いてくれたことはとても嬉しかったです。そんでもって、そのデザイナー軸の物語はなんだかんだで楽しめました。
だからこその、その先。リルリボンストーリーを作ってから、「アイカツオンパレード!」を開催するまでの流れ、その部分が本当に物足りなく感じました。 

「別れ」を意識させながら思い出したかのように "なんちゃって SF" を拾いに行ってるわけですが、既に再会が約束されてるようなもんだからなぁ……。

アイカツオンパレード! 24 話『ともだち!オンパレード!』感想 - アニメ雑感記

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そしてまさかの Web アニメの時系列が『オンパレード!』本編途中だったというお話。
まぁ今回の "別れ" が茶番にならなかったのは、良いことだと思います。
(本編でお別れした後に、特別編で即再会しちゃったらそうなるもんね……。)

 

 

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というわけで、『オンパレード!』の感想でした。
Web アニメの感想は、また折を見て書ければ良いなと思います。

アイカツ!』から始まった 7 年半の地上波放送。
色々ありましたが、何だかんだずっと共にあったことは真実だったなぁ、と思います。

秋まで間が空くし、新プロジェクトの情報はまだ何もないし、Web アニメの更新間隔は思った以上に長いし、何だかんだで寂しさはありますが。とはいえ、作りたい動画もまだあるし、Web アニメの感想も書きたいし、『あかり GENERATION』の振り返りもしたいしで、何だかんだで時間がなさそうでもあります。

とりあえず、今の所は『あかジェネ』の振り返りと Web アニメかなぁ。